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金融機関のモデルに!みなと銀行が「ゆう活」支援

ウオーキング・キャンペーンや優待券
金融機関のモデルに!みなと銀行が「ゆう活」支援

全国で約22万人の国家公務員が2カ月間、勤務時間を1―2時間前倒しす

 みなと銀行は始業、終業時間を30分ずつ早める8月の「サマータイム」の実施に合わせ、従業員に退社後の時間を有効活用してもらうための支援策を新たに始める。健康づくりを後押しするウオーキング・キャンペーンを行うほか、博物館の優待券を進呈するなど、退社後に充実した時間を過ごせる環境を整える。
 
 「ゆう活支援策」の名称で実施。ウオーキング・キャンペーンはエントリー制で、約100人の従業員が参加する見込み。期間中の歩行距離に応じて賞品を進呈する。また博物館や水族館、美術館の優待券を希望する従業員全員に進呈するほか、クッキングスクールや資格取得教室のあっせんも行う。

 同行は2011年から毎年8月に「サマータイム」を実施。今年は8月3日―28日、始業を8時10分、終業を16時30分とする。「サマータイム」の実施は全国の銀行の中でも珍しいといい、期間中は従業員が早く帰れるよう本部からの報告や連絡を減らすなど工夫している。14年8月は実施前の10年8月に比べ、同行全体の電気代を5%程度削減できた。

国家公務員も7月から夏の生活スタイル変えます!


 国家公務員を対象に実施する夏の朝型勤務「ゆう活」が1日、スタートした。全国で約22万人の職員が8月末までの2カ月間、勤務時間を1―2時間前倒しする。今夏が初めての試みで、長時間労働を抑制し、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現を目指す。政府は朝型勤務を奨励し、職員が家族や友人と過ごす時間を確保したい考え。国家公務員が率先して実行することで、国民運動として民間企業や地方公務員への浸透も図る。
日刊工業新聞2015年07月31日 金融面
神崎明子
神崎明子 Kanzaki Akiko 東京支社 編集委員
政府によると「仕事を早めにはじめて、早めに終える。そして夕方からはオフを楽しむ。それが『ゆう活』という新しい働き方」とか。取り組みがじわり広がる一方で、「オフ」を充実させるための「ゆう活支援策」なるものは初めて聞きました。

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