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踏切付近の映像をAIが解析、異常検知を速やかに

理経などが実証実験開始
 理経は28日、フューチャースタンダード(東京都文京区)、東急テクノシステム(川崎市中原区)と連携して人工知能(AI)を活用した「踏切映像伝送システム」の実証実験を始めたと発表した。東急池上線の雪が谷大塚駅(東京都大田区)付近の踏切で行う。監視カメラによる映像をAIで解析し、異常検知の精度を確認する。実証実験は2019年5月末までの予定。

 踏切に設置した2台の監視カメラの映像をAIを活用した映像解析プラットフォーム「SCORER(スコアラー)」で分析する。踏切内の異常をAIで検知できるか確認する。今後は、異常事態を走行中の運転士や運行管理者などに警告するほか、映像自体を2秒以内に伝送することを目指す。

 スコアラーは、フューチャースタンダードの映像解析プラットフォーム。理経と東急テクノシステムでは踏切監視カメラや映像伝送、AIのシステム構築や設置を行う。
システム完成後のイメージ(同社発表資料から)
日刊工業新聞2018年11月29日

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