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ICタグで子どもの登下校を見守り

学校側のコスト削減にもつながる
 シン・エナジー(神戸市中央区、乾正博社長、078・600・2660)は、児童見守りサービスの提案を始めた。10月に資本業務提携したAIプロジェクト(大阪市中央区)が展開する、児童の登下校を保護者に知らせるサービス「ツイタもん=イメージ」を普及させるのが狙い。小学校向けの提案を加速し、年間360校への納入を目指す。

 同サービスは、ICタグを持った児童が校門を通過すると、校門に設置したICタグ読み取り機や防犯カメラを通じて、学校の管理システムに登下校時刻が自動で記録される。有料サービス(消費税抜きで月額400円)を希望する保護者には、各児童の登下校時刻をリアルタイムでメール通知する仕組みだ。

 AIプロジェクトは2008年に児童見守りサービスを開始し、約500校へ納入してきた。学校側は防犯カメラを含むシステム導入費を負担せず活用できる。シン・エナジーは学校向けに同サービスの普及を図りつつ、同社が新電力を供給する家庭向けに有料サービスの提案も行う。
日刊工業新聞2018年11月27日

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