世界で評価される宮崎県の“高速道路橋”は何がすごい?
東九州自動車動・田久保川橋の秘密
西日本高速道路(NEXCO西日本)が発注し、三井住友建設が設計・施工した東九州自動車道の田久保川橋(宮崎県日向市、写真)は、国際コンクリート連合(fib)が世界的に優れたコンクリート構造物に授与するfib賞の最優秀賞を受賞した。アジアの高速道路橋で初の受賞。
田久保川橋はウェブ(腹板)に蝶型の薄型パネルを使った「バタフライウェブ」箱桁橋を世界で初めて採用。従来の構造より建設コストを抑え、環境への影響を低減できることが評価された。
張り出し架設工法を採用したが、従来の箱桁橋と比べて上部構造が軽量なため、張り出しブロックを50%長くし、施工速度を約50%向上できた。
橋長は712・5メートル、最大支間長は87・5メートル。地元では宮崎県日向市寺迫小学校の児童から名称を募集し「寺迫ちょうちょ大橋」として管理されている。
田久保川橋はウェブ(腹板)に蝶型の薄型パネルを使った「バタフライウェブ」箱桁橋を世界で初めて採用。従来の構造より建設コストを抑え、環境への影響を低減できることが評価された。
張り出し架設工法を採用したが、従来の箱桁橋と比べて上部構造が軽量なため、張り出しブロックを50%長くし、施工速度を約50%向上できた。
橋長は712・5メートル、最大支間長は87・5メートル。地元では宮崎県日向市寺迫小学校の児童から名称を募集し「寺迫ちょうちょ大橋」として管理されている。
日刊工業新聞2018年11月8日