音声・視線・手ぶりで動く自動運転車
名大などが開発
名古屋大学と徳島大学、アイシン精機は25日、音声や視線、手ぶりで操作するマルチモーダル対話型の自動運転車を世界で初めて開発したと発表した。ティアフォー(名古屋市中村区)が手がけるオープンソースの自動運転ソフトウエア「オートウエア」と音声認識や顔画像認識、ジェスチャー認識を組み合わせた。自動運転車を見据えながら、3年後をめどに工場のロボットや運搬車へも応用する。
名古屋市内の名大構内で実証走行に取り組む。アイシンが開発するドライバーモニターシステムを用い、走行音などで音声認識をしにくい環境でも口の動きと組み合わせて確実に認識する(写真)。「そこを曲がって」「あれは何?」といった指示や問いに視線、手ぶり、地図情報などを基に実行・回答する。
自動運転で走行技術開発が先行する中、操作技術に着目し開発した。名大の武田一哉教授は「この技術の応用範囲を広げられるような研究をしていく」と強調する。
名古屋市内の名大構内で実証走行に取り組む。アイシンが開発するドライバーモニターシステムを用い、走行音などで音声認識をしにくい環境でも口の動きと組み合わせて確実に認識する(写真)。「そこを曲がって」「あれは何?」といった指示や問いに視線、手ぶり、地図情報などを基に実行・回答する。
自動運転で走行技術開発が先行する中、操作技術に着目し開発した。名大の武田一哉教授は「この技術の応用範囲を広げられるような研究をしていく」と強調する。
日刊工業新聞 2018年10月26日