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配車サービス大手の滴滴出行、ソフトバンクと日本で始動

乗客とタクシーのマッチング効率化
配車サービス大手の滴滴出行、ソフトバンクと日本で始動

ソフトバンクの宮内謙社長(右)ら

 DiDi(ディディ)モビリティジャパン(東京都港区)は27日、次世代タクシー配車サービスの提供を大阪市などで始めた。第一交通産業などタクシー会社12社と連携し、1000台以上の車両が対応する。大阪市内と周辺、大阪府南部の関西国際空港を含む泉州地域で利用できる。訪日外国人観光客を中心に需要を取り込む。連携タクシー会社や利用エリアは順次広げる。

 スマートフォンのアプリケーション(応用ソフト)を使い、乗客とタクシーを効率的にマッチングする。人工知能(AI)技術を使いタクシーの稼働率や利便性も高める。

 ディディはソフトバンクと中国の配車サービス大手の滴滴出行(ディディチューシン)が出資し設立した。滴滴出行は中国・北京など400都市以上で同サービスを手がけ、日本での提供は初めて。宮内謙ソフトバンク社長は「日本の交通のデジタルトランスフォーメーションに貢献できる」と期待を示した。
日刊工業新聞2018年9月28日
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
ソフトバンクは10兆円規模のファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」の出資先企業と合弁会社を作り、日本でビジネス展開し、国内事業を成長させる戦略を掲げています。コワーキングスペースの「WeWork」に続き、今回は「滴滴出行」と。ますますこうした取り組みが増えそうです。

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