三畳紀のカメ、甲羅はまだない

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新属新種の化石に基づく原始的なカメの想像図。甲羅はないが、口がくちばしになっていた(中国・古脊椎動物古人類研究所提供)
 中国南西部、貴州省の約2億2800万年前(三畳紀)の地層から原始的なカメの化石が見つかり、新属新種に分類したと、中国の古脊椎動物古人類研究所やカナダ自然博物館などの研究チームが発表した。胴体が円盤状に平たく、甲羅はないが、口が現代のカメと同様に歯がないくちばしだった。

 全身の長さは細長い尾を含めて1・8メートル超と推定され、水辺に生息し、泥を掘って餌を探していた可能性がある。属名はくちばしがある最古のカメという意味の「エオリンコケリス」、種名は発見地の中国から「シネンシス」と名付けられた。

 カメの甲羅は肋骨(ろっこつ)などが変化してできたことが、成長過程の研究で明らかになっている。しかし、原始的な化石の調査では、甲羅ができた目的をめぐり、水中で敵から胴体を守るためとの見方と、乾燥した陸上で穴を掘って暮らすためとの見方がある。今回、甲羅はまだないが、くちばしがある化石が見つかったことで、進化過程の解明が進むという。

日刊工業新聞2018年8月27日

COMMENT

オカメインコの、冗談で描いたような赤いほっぺたを見て、どうしてこんなデザインが進化の過程で残ったんだろうと不思議に思います。

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