麺輸出、最高に。人気の国は?
東京税関によると、2017年の「うどん、そうめん、そば」「即席めん類」の輸出数量・金額(全国)は、88年以降、過去最大になった。輸出数量はうどん、そうめん、そばが1万3759トン、即席めん類が9235トン。金額はそれぞれ42億円、58億円だった。ともに米国、香港への輸出が目立つ。
うどん、そうめん、そばの輸出について国・地域別では、輸出数量・金額ともに米国がトップ。これに香港、中国が続く。米国、香港だけで全体の5割近くを占める。
米国向けが好調な理由について、東京税関は「米国に住む日本人向けに輸出されていたものが浸透し、日本食ブームもあって米国内で人気になっていることが一因」と見る。
また中国への輸出が12年以降年々増え、17年の数量は11年比38・7倍、金額は46・8倍と大幅に伸びた。関連業界によると、中国では日本のそうめんなどが高級贈答品として扱われているほか、麺が細くゆで時間が短いため、調理が簡単で、アレンジもしやすいことなどが増加の要因になっているという。
即席めん類は輸出数量・金額ともに香港、米国、台湾の順に上位を占めている。香港と米国で全体の4割以上のシェア。香港は13年以降、輸出総量・金額ともに米国を引き離して首位を保っており、東京税関は「インスタントラーメンの人気が高く、日本からの輸出が好調となっているようだ」とする。
うどん、そうめん、そばの輸出について国・地域別では、輸出数量・金額ともに米国がトップ。これに香港、中国が続く。米国、香港だけで全体の5割近くを占める。
米国向けが好調な理由について、東京税関は「米国に住む日本人向けに輸出されていたものが浸透し、日本食ブームもあって米国内で人気になっていることが一因」と見る。
また中国への輸出が12年以降年々増え、17年の数量は11年比38・7倍、金額は46・8倍と大幅に伸びた。関連業界によると、中国では日本のそうめんなどが高級贈答品として扱われているほか、麺が細くゆで時間が短いため、調理が簡単で、アレンジもしやすいことなどが増加の要因になっているという。
即席めん類は輸出数量・金額ともに香港、米国、台湾の順に上位を占めている。香港と米国で全体の4割以上のシェア。香港は13年以降、輸出総量・金額ともに米国を引き離して首位を保っており、東京税関は「インスタントラーメンの人気が高く、日本からの輸出が好調となっているようだ」とする。
日刊工業新聞2018年8月7日