賢くなるプレス機械、板金機械―鍛圧機械メーカーのIoT対応進む

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アマダはタブレットで作業者に生産指示を出すなどで、特急品でも柔軟に対応するシステムを構築
 鍛圧機械各社がIoT(モノのインターネット)を生かしたプレス成形や板金加工の支援を活発化している。アマダホールディングスは中長期で自・他社の板金機械や工作機械を通信で接続した工場全体の見える化を進める。三菱電機はクラウド活用の遠隔保守技術による故障診断を始める。コマツ産機(金沢市)は建設機械向けに開発した稼働管理システムを海外設置機に対応させた。中堅各社の動きも目立ち、IoTは次世代鍛圧産業の中核技術になりつつある。

 アマダHDは工場内外のネットワーク接続を進めたスマート板金工場「Vファクトリー」構想を今春立ち上げた。見積もり算出から切断、曲げ、溶接までの各工程を通じたデータ連係を拡充。タブレット端末に表示し急な依頼への柔軟性を高める仕組みを構築した。

 三菱電機は次世代生産システムと位置付ける「e―F@ctory」(イーファクトリー)の機能として、クラウド利用で遠隔からレーザー加工機監視や診断ができるリモートメンテナンスを来年度に始める。コマツ産機は 稼働管理システム「コムトラックス」をプレス機に標準で付けた。対応国を広げ、北米や中国、東南アジアの稼働、品番、保守など管理が遠隔でできる。

 日本電産シンポ(京都府長岡京市)はプレス機に内蔵したセンサーで情報を集め、金型不良を検知するシステムを開発。山田ドビー(愛知県一宮市)の「インダストリー4・0」対応向けに開発した新型プレス機は、温度変化や材料の品質の違いで必要になるマイクロメートル(マイクロは100万分の1)単位の調整を自ら行う。機械同士をネットワーク化でき、別拠点にある機械の状況把握や調整の有無の追跡も可能。

日刊工業新聞2015年07月15日付1面

COMMENT

清水信彦
福山支局
支局長

ふむふむ。着実に賢くなっているのだな、と思いました。 記事のリードの中で、「次世代鍛圧産業」という言葉がありますが、鍛圧産業なんて産業あるのかな…初めて聞いた。

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