服の上からも塗布できる虫よけ剤が好調
乳幼児から授乳中の妊婦まで何度でも使える
独ランクセスグループのサルティゴ(ノルトライン・ヴェストファーレン州)が手がける虫よけ剤向け活性成分「サルチジン(一般名イカリジン)」が、日本国内で順調に出荷を伸ばしている。2017年度の出荷量は16年度比70%増加。足元も好調で、18年度はもう一段上の成長を見込む。17年にはドイツ2工場の生産能力を5割増強し、拡大する世界市場を捉える。
イカリジンは一時的に害虫の嗅覚受容器をブロックする働きを持ち、これにより人間が吐き出す二酸化炭素や汗、バクテリアのにおいを認識させない。蚊やマダニ、アブ、サシバエなどに効果が確認されている。日本では15年に厚生労働省の認可を受け発売し、16年に大日本除虫菊(KINCHO)とフマキラーが採用した。18年度はスプレー式に加えて、ジェル式の新製品にも採用された。
年齢による使用制限が課題だった従来の虫よけ成分「ディート」と同等の忌避効果を持たせながら、乳幼児から授乳中の妊婦まで何度でも使える優位性を訴求する。無臭で皮膚への刺激やべたつきがなく、服の上からも塗布できる。
90年代に独バイエルがディートに代わる忌避剤として開発し、現在はバイエルから分社した独ランクセス傘下のサルティゴが生産・販売する。
イカリジンは一時的に害虫の嗅覚受容器をブロックする働きを持ち、これにより人間が吐き出す二酸化炭素や汗、バクテリアのにおいを認識させない。蚊やマダニ、アブ、サシバエなどに効果が確認されている。日本では15年に厚生労働省の認可を受け発売し、16年に大日本除虫菊(KINCHO)とフマキラーが採用した。18年度はスプレー式に加えて、ジェル式の新製品にも採用された。
年齢による使用制限が課題だった従来の虫よけ成分「ディート」と同等の忌避効果を持たせながら、乳幼児から授乳中の妊婦まで何度でも使える優位性を訴求する。無臭で皮膚への刺激やべたつきがなく、服の上からも塗布できる。
90年代に独バイエルがディートに代わる忌避剤として開発し、現在はバイエルから分社した独ランクセス傘下のサルティゴが生産・販売する。
日刊工業新聞2018年6月26日