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電通大が羽根・しっぽが動く学童向け電気工作教材を開発

光の変化に合わせてデバイスが動きだす。理科を学び始める小学校3―4年生向けに提案
 電気通信大学大学院情報システム学研究科の野嶋琢也准教授らは、羽根やしっぽが動く電気工作用教材を開発した。電気を流すと毛皮や羽根が動きだす。理科を学び始める小学校3―4年生向けに提案し、理科や図工に親しむ児童を増やす。

 形状記憶合金の入ったチューブをヒーターで温めて曲げる電子デバイスを開発。これに毛皮や羽毛などを装着しており、しっぽや羽根が動いているように見える。電気工作の教材として使うと電気回路の役割を学べる。

 このデバイスに光センサーを埋め込んだタイプも作製。光の変化に合わせてデバイスが動きだす。野嶋准教授は「子どもに理系の面白さを伝えたい」と話す。
日刊工業新聞2015年07月14日 科学技術・大学
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
こういうものにプログラミング教育を組み合わせれば、日本の次世代のモノづくり人材は底上げされるはず。

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