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カメラマンは戦場から「ものの婦」へ

渡部陽一氏初の映像作品、モノづくりへの思いがつまる
カメラマンは戦場から「ものの婦」へ

公式ユーチューブ動画より

 そこに戦場はない。感じられるのは、モノづくり現場の息吹だ。女性職人が主役となる“匠(たくみ)”の世界を静かな映像で表現している。山形県産品をPRする作品。2月からネット上で公開されている。

 山形県が、県産品の魅力を伝える一環として制作した。戦場カメラマンとして知られる渡部陽一さんが自身初めて手がけた映像作品だ。動画全体の監修をはじめ、ムービー撮影、ナレーションなどを渡部さんが担った。公開から3日間で100万回再生を突破し、各方面から注目されている。

 タイトルは『ものの婦』。世界の戦場を見つめてきたジャーナリストの視点から、ひたむきに仕事に没頭する女性職人の姿を内外に発信している。

 じゅうたん製造のオリエンタルカーペット(山辺町)、山形カシオ(東根市)、酒蔵の長沼(長井市)、剪定鋏(せんていばさみ)の飛塚製鋏所(山形市)の県内4社が対象だ。計5人の職人が作品の中で、それぞれのモノづくりへの思いを語っている。

 作品では、雪のシーンも映るが、山形にもようやく春が訪れた。陽光の中、そこに戦場のないありがたさを感じる。間もなくゴールデンウイーク。今年は、モノづくりを見つめる旅に出かけてみてはいかがだろうか。
日刊工業新聞2018年4月25日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
綺麗な映像です。そしてももクロも職人だと思います。

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