溶接メーカーが若手社員6人でマグネシウム製ギターを作ったワケ
「発想力、提案力、技術力を高めるにはゼロからモノづくりをする経験が必要」
岩倉溶接工業所(静岡県島田市、岩倉正雄社長)は、マグネシウム製アコースティックギター(写真)を製作した。人材育成の一環で、若手社員6人のチームが完成させた。木製と遜色ない音色とともに、表面の研磨など板金加工技術を駆使して素材の美しさを引き出した。展示会などで披露し、技術力のPRに活用する。
マグネシウム製ギター本体の板厚は1ミリメートル。重さは一般的な木製ギターに比べて200グラム程度軽い。製作期間は1年で、製作費は100万円程度。
マグネシウム溶接の技術のほか、ギター本体の板厚を薄くしつつ、歪みを極力抑えるなど楽器製作ならではの難しさがあったという。「発想力、提案力、技術力を高めるにはゼロからモノづくりをする経験が必要」(岩倉義典専務)と製作の意図を語る。
ステンレス製セミアコースティックギターも同時に製作。板厚0・8ミリメートルで、アンプにつなげるとエレキギターとして使える。
マグネシウム製ギター本体の板厚は1ミリメートル。重さは一般的な木製ギターに比べて200グラム程度軽い。製作期間は1年で、製作費は100万円程度。
マグネシウム溶接の技術のほか、ギター本体の板厚を薄くしつつ、歪みを極力抑えるなど楽器製作ならではの難しさがあったという。「発想力、提案力、技術力を高めるにはゼロからモノづくりをする経験が必要」(岩倉義典専務)と製作の意図を語る。
ステンレス製セミアコースティックギターも同時に製作。板厚0・8ミリメートルで、アンプにつなげるとエレキギターとして使える。
日刊工業新聞2018年3月30日