武将ロボットが合戦、勝鬨を上げたのは?
パワー・機動力・攻撃力競う
パワーか機動力か、それとも攻撃力か―。ロボットを「武将」、100個の箱を「兵士」に見立てて互いの城を攻める“合戦”が大阪府八尾市内の商業施設で開かれた。異業種交流グループのマテック八尾(大阪府八尾市)が主催する「八尾ロボットフェア2018」。10回の節目を迎えた今大会には企業や専門学校・大学、個人など合わせて過去最多の12チームが参戦した。
6メートル四方を1本の対角線で区切り、武将ロボットはこの線を越えて相手陣地には入れないのがルール。角地に設定した相手側の城内へ3分以内に箱を押し込むか、より近くに送り込めた方が勝利となる。箱の列を挟んで押し合う場合はパワーが重要だが、いったん箱の列が崩れれば、並べ直す機動力や、箱を単体で勢いよく押し込む攻撃力の戦いとなる。
費用30万円以内で各チームが趣向を凝らしたロボットを製作。全方向移動の4輪駆動オムニホイール採用ロボットや、手の強烈な払いで箱を遠くに押しやる二足歩行ロボットなど、多彩な顔ぶれで戦いが繰り広げられた。
決勝戦では、クリエーター集団「ふじわら工房ロボット部」の「トップウ」と、マテック八尾有志15社が共同製作した「えだまめ君」が対決した。
トップウは定荷重バネの戻る力とダクテッドファンによる風力の2種類の攻撃手法を持つ武闘派。一方、えだまめ君はクモのような形状で、機動力を生かしてローラーで兵士を突き進める。開始早々に互いの隊列が崩れた後、陣地線を挟んだ攻防戦で機動力に富む、えだまめ君が勝利した。
6メートル四方を1本の対角線で区切り、武将ロボットはこの線を越えて相手陣地には入れないのがルール。角地に設定した相手側の城内へ3分以内に箱を押し込むか、より近くに送り込めた方が勝利となる。箱の列を挟んで押し合う場合はパワーが重要だが、いったん箱の列が崩れれば、並べ直す機動力や、箱を単体で勢いよく押し込む攻撃力の戦いとなる。
費用30万円以内で各チームが趣向を凝らしたロボットを製作。全方向移動の4輪駆動オムニホイール採用ロボットや、手の強烈な払いで箱を遠くに押しやる二足歩行ロボットなど、多彩な顔ぶれで戦いが繰り広げられた。
決勝戦では、クリエーター集団「ふじわら工房ロボット部」の「トップウ」と、マテック八尾有志15社が共同製作した「えだまめ君」が対決した。
トップウは定荷重バネの戻る力とダクテッドファンによる風力の2種類の攻撃手法を持つ武闘派。一方、えだまめ君はクモのような形状で、機動力を生かしてローラーで兵士を突き進める。開始早々に互いの隊列が崩れた後、陣地線を挟んだ攻防戦で機動力に富む、えだまめ君が勝利した。
日刊工業新聞2018年2月28日