試合後の分析、プレー動画を手軽に編集・共有できるアプリ
浜松のスプライザ、アマサッカーチーム向け
**アマチーム支援
アマチュアスポーツチーム向けに、利用者限定のクローズド会員制交流サイト(SNS)アプリケーションを開発したSPLYZA(スプライザ、浜松市中区、土井寛之社長、053・523・7719)。クラウド上での動画共有や複数人での分担編集、スマートフォンからの編集操作などを実現し、特許を取得した。
発想は自身の実体験だ。ウインドサーフィンに本格的に取り組んできた土井社長は、プレー動画を仲間と共有する際の編集作業が膨大・複雑なことを身にしみて感じていた。誰でも手軽に動画編集できるアプリは「実は自分が最も欲しかった」と明かす。
さまざまなスポーツに活用できるが、当面は国内3万チームとも言われるアマチュアサッカーチーム向けに販売を絞った。1台のカメラの映像から選手やボールの位置を正確に割り出せる。試合後すぐにチームで戦術分析などに使える。土井社長は「最初の目標は1000ユーザー」と意気込みを語る。
現在、特許庁の事業を受託するトーマツから派遣された静岡県産業振興財団の増山達也事業プロデューサーの支援を受け、サッカー文化が根付く欧州展開などを見据えた国際特許出願準備、販路開拓を進めている。
サッカー記録集計システムを持つ大日本印刷と連携した動画配信サービス、スポーツ用品大手とのコラボレーションによる販路開拓に成功。アマチュア全国サッカーリーグに同SNSアプリが採用された。今後、中学や高校の部活動をはじめ、教育現場に広がっていくかもしれない。
■メ モ■
スプライザは11年設立。KDDIのスタートアップ支援プログラムに参加し事業領域を拡大。売上高は現在約2000万円。まずは1億円を目指す。
アマチュアスポーツチーム向けに、利用者限定のクローズド会員制交流サイト(SNS)アプリケーションを開発したSPLYZA(スプライザ、浜松市中区、土井寛之社長、053・523・7719)。クラウド上での動画共有や複数人での分担編集、スマートフォンからの編集操作などを実現し、特許を取得した。
発想は自身の実体験だ。ウインドサーフィンに本格的に取り組んできた土井社長は、プレー動画を仲間と共有する際の編集作業が膨大・複雑なことを身にしみて感じていた。誰でも手軽に動画編集できるアプリは「実は自分が最も欲しかった」と明かす。
さまざまなスポーツに活用できるが、当面は国内3万チームとも言われるアマチュアサッカーチーム向けに販売を絞った。1台のカメラの映像から選手やボールの位置を正確に割り出せる。試合後すぐにチームで戦術分析などに使える。土井社長は「最初の目標は1000ユーザー」と意気込みを語る。
配信大手と連携
現在、特許庁の事業を受託するトーマツから派遣された静岡県産業振興財団の増山達也事業プロデューサーの支援を受け、サッカー文化が根付く欧州展開などを見据えた国際特許出願準備、販路開拓を進めている。
サッカー記録集計システムを持つ大日本印刷と連携した動画配信サービス、スポーツ用品大手とのコラボレーションによる販路開拓に成功。アマチュア全国サッカーリーグに同SNSアプリが採用された。今後、中学や高校の部活動をはじめ、教育現場に広がっていくかもしれない。
■メ モ■
スプライザは11年設立。KDDIのスタートアップ支援プログラムに参加し事業領域を拡大。売上高は現在約2000万円。まずは1億円を目指す。
日刊工業新聞2017年11月9日