日本の社会イノベーション「ソサエティー5.0」事例集めました!
JEITAがシーテックで配布
電子情報技術産業協会(JEITA)は政府が描く超スマート社会「ソサエティー5・0」の実現に向け、企業や団体の具体的な取り組みなどをまとめた事例集を発行する。ソサエティー5・0の実現を業界団体の立場からサポートする。10月2日に公開する。業界団体がソサエティー5・0の事例集を作成するのは初めて。
住設やオモチャメーカー、金融業界など15の企業・団体の取り組みを紹介する。10月3日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕する電機・情報技術(IT)の展示会「シーテックジャパン2017」でも配布する。
例えば、LIXILは家電、住宅、エネルギー供給の各事業者と協業するために、汎用性の高いセンサー機器の研究を進める。三井住友フィナンシャルグループは、金融業の立場から農業と先端技術を融合した「アグリテック」を提供する。
ソサエティー5・0はIoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)などを活用し社会課題を解決することで成り立つ。2050年ごろの社会では“あるべき姿”だとされ、30年をめどに技術の確立や取り組みの具体化を目標としている。
具体化には異業種の企業同士の連携が必須だが、協業の具体例が想定しにくいのが課題だった。ソサエティー5・0の促進活動を行うJEITAはこれまで電機・IT業界などの会員が多数で、活動は同業界に関連するものだった。だが、社会課題やニーズの高度化・複雑化に伴い、異業種連携を模索する企業が増加。4月には会員の業種制限を撤廃し、異業種からの参加も可能とした。
住設やオモチャメーカー、金融業界など15の企業・団体の取り組みを紹介する。10月3日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕する電機・情報技術(IT)の展示会「シーテックジャパン2017」でも配布する。
例えば、LIXILは家電、住宅、エネルギー供給の各事業者と協業するために、汎用性の高いセンサー機器の研究を進める。三井住友フィナンシャルグループは、金融業の立場から農業と先端技術を融合した「アグリテック」を提供する。
ソサエティー5・0はIoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)などを活用し社会課題を解決することで成り立つ。2050年ごろの社会では“あるべき姿”だとされ、30年をめどに技術の確立や取り組みの具体化を目標としている。
具体化には異業種の企業同士の連携が必須だが、協業の具体例が想定しにくいのが課題だった。ソサエティー5・0の促進活動を行うJEITAはこれまで電機・IT業界などの会員が多数で、活動は同業界に関連するものだった。だが、社会課題やニーズの高度化・複雑化に伴い、異業種連携を模索する企業が増加。4月には会員の業種制限を撤廃し、異業種からの参加も可能とした。
日刊工業新聞2017年9月27日の記事に加筆