製造業向けIoT、実用化に向けて陣営づくりが加速

NECがIoT構想を発表

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 NECは16日、モノのインターネット(IoT)を活用した次世代モノづくりを支えるソリューションの新構想「インダストリアルIoT」を提唱すると正式に発表した。強みである画像認識やビッグデータ(大量データ)分析などのソリューション群を新構想のもとで体系化。併せて562社・1471人が参加するNEC主催の生産革新活動「ものづくり共創プログラム」を土台に、参加企業と共に「日本の製造業の競争力強化に貢献する」(松下裕執行役員=写真)。2018年度までの4年間に関連売上高で2000億円を目指す。

 中核となる推進組織を30人体制で7月に新設する。また、ものづくり共創プログラムの一環として、「インダストリアルIoT分科会」を8月に発足する。同分科会はまず20社程度で立ち上げる予定。効果的なIoT活用方法や会員間の実証実験、関係省庁や団体と情報交換などを行う。成果はインダストリアルIoTの各ソリューションに反映させる。

 同日会見した松下裕執行役員は一連の取り組みについて「1社では完結しない。パートナー連携がカギとなる」と言及。設備機器制御やロボット制御などの技術で強みを持つ制御機器メーカーをはじめ、各業界の企業・団体との協業を広げる考えを強調した。連携メンバーにはロボット革命イニシアティブ協議会、三菱電機、デンソーウェーブ、ORiN協議会などに加え、日本版インダストリー4・0を視野に“つながる工場”を志向するインダストリアル・バリュー・チェーン・イニシアチブ(IVI)も名を連ねた。ものづくり共創プログラムは15年度中に1000社・3000人に拡充する。

日刊工業新聞2015年6月17日付電機面

COMMENT

清水信彦
福山支局
支局長

日本版製造業向けIoTの実用化に向けてNECが構想を発表したという記事ですが、気になるのはパートナーづくりの取り組み。多分、富士通や日立も同じようにお仲間づくりに励んでいるはず。 もう、日本は日本で一つにしちゃって、その上でソリューションの中身、システムの中身で競争するようにした方が無駄なエネルギーを使わなくて済むという気がします。

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