輸送用コンテナ荷物、多軸ロボが自動取り出し
MUJINがシステム開発
MUJIN(東京都墨田区、滝野一征最高経営責任者)は、輸送用コンテナから多軸ロボットが自動的に荷物を取り出すシステムを開発した。年内に国内外の運送業者などへ提案を始める。
重さ10キログラム強の荷物を1個ずつ取り出し、コンベヤーで外に送り出す。コンテナ内は夏場に50度C以上になるなど作業者の負担が大きい。作業環境が悪い現場での労働をロボットが代替する。
開発したシステムは多軸ロボットと3次元画像認識センサー2個、コンベヤー、コントローラーと周辺機器で構成。土台の部分がスライドしてロボットとコンベヤーがコンテナ内部に入る。独自の制御技術で狭いコンテナでもぶつからず円滑な動きで作業できる。
約8秒で1個の荷物を取り出すことを目指す。多軸ロボットのメーカーを問わずシステムを構築できる。システムの価格は6000万円程度を見込む。
コンテナには1000個以上の荷物が入っている場合もある。このため、人手の作業では大きな手間や負担がかかっていた。コンテナは世界中で膨大な数が輸送に使われている。作業に関わる企業の数も多く、潜在市場は大きい。
重さ10キログラム強の荷物を1個ずつ取り出し、コンベヤーで外に送り出す。コンテナ内は夏場に50度C以上になるなど作業者の負担が大きい。作業環境が悪い現場での労働をロボットが代替する。
開発したシステムは多軸ロボットと3次元画像認識センサー2個、コンベヤー、コントローラーと周辺機器で構成。土台の部分がスライドしてロボットとコンベヤーがコンテナ内部に入る。独自の制御技術で狭いコンテナでもぶつからず円滑な動きで作業できる。
約8秒で1個の荷物を取り出すことを目指す。多軸ロボットのメーカーを問わずシステムを構築できる。システムの価格は6000万円程度を見込む。
コンテナには1000個以上の荷物が入っている場合もある。このため、人手の作業では大きな手間や負担がかかっていた。コンテナは世界中で膨大な数が輸送に使われている。作業に関わる企業の数も多く、潜在市場は大きい。
日刊工業新聞2017年8月21日