絆創膏型人工皮膚で簡単に皮膚を再生!佐賀大など開発
佐賀大学は、農業生物資源研究所、関東化学(東京都中央区)などと共同で、絆創膏(ばんそうこう)型の人工皮膚を開発した。粘着テープによる張り付けで簡単に使え、長期保存が可能。実験では傷跡が残りにくいことを確認した。熱傷などで広範囲に傷ついた皮膚組織を再生する素材として利用を期待している。
人工皮膚は「アテロコラーゲンビトリゲル膜」と呼ばれるコラーゲン素材で構成。この素材を張ることで皮膚の再生に適した環境がつくられる。皮膚の傷害の治療では、非外傷部の皮膚を移植するなどの方法がある。しかし、実施できる治療施設が少ないことが課題だった。今後、チームの一員である祐徳薬品工業(佐賀県鹿島市)が製品化を目指す。
(佐賀)
人工皮膚は「アテロコラーゲンビトリゲル膜」と呼ばれるコラーゲン素材で構成。この素材を張ることで皮膚の再生に適した環境がつくられる。皮膚の傷害の治療では、非外傷部の皮膚を移植するなどの方法がある。しかし、実施できる治療施設が少ないことが課題だった。今後、チームの一員である祐徳薬品工業(佐賀県鹿島市)が製品化を目指す。
(佐賀)
日刊工業新聞2015年06月16日 科学技術・大学面