暇な自動運転を飽きさせない切り札はRPGゲーム?

 自動運転技術が普及すれば、運転時の人の役割は人工知能(AI)の監視だけになるかもしれない。だが飽きて、新たなストレスをため込みかねない。そこで運転自体をVR(仮想現実)ゲームにして楽しませようとする研究が進んでいる。

 名古屋大学の石黒祥生特任准教授は、運転中の注意喚起をアクションRPGゲーム風に仕立てた。「赤信号をモンスターに置き換え、信号待ちの時はプレーヤーが戦い、モンスターを倒す(信号が青になる)と、ボタンを押して車が発進できる」と説明する。

 ただゲームの面白さと注意喚起が両立するかは難しい。ゲームには飽きてしまう可能性が付きまとうのが宿命。「好きな女の子とずっと走っているのがベスト」。“ギャルゲー”が正解なのかもしれない。

日刊工業新聞2017年2月27日

日刊工業新聞 記者

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02月27日
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自動運転技術で運転は監視になるかもしれません。人工知能(AI)が対向車や歩行者を見逃すと、死亡事故になる可能性があります。AIがミスしないよう監視するのが人間の務めです。果たしてこれは幸せなのかと思いますが、ゲームなら楽しいかもしれません。石黒先生たちは運転をFPSにして楽しいAI監視ゲームが成立するか研究しています。まさに命を賭けたゲームにようこそ、って感じですね。ギャルゲーは緊張感が続くのか、女の子以外に注意力を払うのかわかりませんが、日本のギャルゲー文化が自動運転を成立させるかもしれません。
(日刊工業新聞科学技術部・小寺貴之)

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