双腕型ロボットがタオルの端をつかむことができるようになった!

クラボウが布・袋の形状を瞬時に把握する画像センサー開発

 クラボウは産業用ロボットに使う画像センサーシステムを開発した。ロボット向けの技術は同社初。布や袋のような形が変化する非定形物の形状を60ミリ秒程度の短時間で的確に把握できる。今後ロボットメーカーなどと連携して用途を見いだして仕様を決める。用途を見つけ次第、2年程度で商品化していく。

 同社が外観検査機向けの装置で培った技術を応用した。機器構成は3次元カメラと特殊な光を照射するプロジェクターのセット。プロジェクターから出た光の反射をカメラが受け取り、非定形物の形を見いだす。

 黒澤昭夫技術研究所主任研究員によると、一般的な画像センサーは一定の形状をした対象物を把握することにたけており、高速だと精度が落ち、精度が高いと処理速度が遅くなる傾向があるという。同社の技術は高速で非定形物の形状把握が可能な点で差別化できる。

 デモンストレーション用に構築したシステムでは、双腕型ロボットがタオルの端をつかむことができる。八木克眞常務執行役員は「ケーブルの組み付けや、食品関連で袋をつかむといった作業に活用できる。パートナーを見つけて早期に製品化したい」と意欲を示している。

日刊工業新聞2017年1月20日

石橋 弘彰

石橋 弘彰
01月25日
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担当技術者によると、周辺の光に受ける影響が少なく、大概は光源の調整が難しいロボットシステムの中でも使いやすいシステムになっている。非定型物をつかむという用途がどれだけ出てくるかが、普及のカギとなる。

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