屋外イベント用舞台、バーベキューセットも段ボールで。しかも驚きの強度!

大阪の京阪紙工が製品化。選挙演説用など受注決まる

 京阪紙工(大阪府大東市、住谷正司社長、072・873・8393)は、強化段ボールを使った製品開発を加速する。強化段ボールによる屋外舞台「ステージキッズ」を製品化したほか、3月にはアルミコーティングを施して耐火性を高めたバーベキューセット「焼けルンです」の発売も計画する。これら新規分野の販売を伸ばし、2017年度は16年度比10%増の売上高2億2000万円を目指す。

 ステージキッズは1台当たり1・2平方メートルで10トンの重さまで耐えられる強度を持つ。高さ60センチメートルで、消費税込みの価格は1万5000円。高さ40センチメートルや20センチメートルのステージ、階段なども商品化。もともとは特注で16年9月に大阪府枚方市で開催された薪能とジャズのイベント向けに、軽量かつ高強度のステージを開発した。そこで好評を得たため一般販売に踏み切った。すでに地元自治体の選挙演説用ステージも受注した。

 17年度には東京や静岡などでの河川敷イベント4件へ合計72台の納入も決まり、100万円以上の売り上げを見込む。同社では落語やカラオケ大会、学園祭ステージなど向けに売り込む。野外用バーベキュー向けの焼けルンですは、段ボールコンロ組み立てセットや竹炭などをセットにし、年間1000個の販売を目指す。住谷社長は「次は登山用テーブルや椅子を考えている。段ボールの特徴を生かした製品を今後も開発し、販路を広げたい」と意気込む。

日刊工業新聞2017年1月6日

斉藤 陽一

斉藤 陽一
01月07日
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 選挙演説のステージといえばビールケースですが、段ボールに置き換わる日がやってくるかもしれません。それにしても「1.2平方メートルで10トンの重さまで耐えられる強度」とは驚きです。内部にハニカム構造など独自の構造を採り入れているのでしょうか。

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