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那珂川清流鉄道のSL、明日3日再び運行!

 「那珂川清流鉄道保存会」(栃木県那須烏山市)では2016年4月に公開した100型SL(蒸気機関車)の運転が好評だったことから、再び5月3日(祝)に同施設内で運転される事になった。

 那珂川清流鉄道保存会を営む馬頭運送の岡一美社長は、動かすことが出来なくなっていた100型を娘のように大切に保存。「私は走るために生まれてきた」と語りかけてくる姿に、協三工業(福島県)に大修繕を依頼し新製当時のような美しい姿に蘇らせた。

 また念願だった10年来の夢である「那珂清流鉄道車輌基地」もほぼ完成に近づき、「GWに娘の晴れ姿と合わせて見て触れて楽しんで欲しい」と話す。
<那珂川清流鉄道保存会>
5月3日(雨天決行)入場料大人1000円、子供500円。栃木県那須烏山市白久218‐1(TEL0287‐83‐8099)無料駐車場あり
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
那珂川清流鉄道保存会では100両を超える様々な車両を保有しているが今回3日に運行するSL(蒸気機関車)100型(三協工業製 軌間 : 610㎜)の他にも絵本「走れクラウス」で有名な・クラウス17号(軌間 : 1,067mm)や「台湾糖業公司」で活躍した360号機(軌間 : 762mm)、そして※協三15トン(軌間 : 1,067mm)また三協工業へ新製車両として自社発注したSL・101型(軌間 : 762mm)など、全国区的にも大変貴重なSLの保存活動を行っている。施設内はディーゼル機関車が牽引する車両やミニ列車などに乗車する事も出来、子供連れの家族でも楽しめる施設となっている。 (日刊工業新聞社編集局写真部・田山浩一)

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