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JR東海、台湾に新型新幹線。「N700系」ベースで

2020年代をめどに更新で検討
JR東海、台湾に新型新幹線。「N700系」ベースで

N700系は車体軽量化などで700系と比べ電力消費量が19%少ない

 JR東海と台湾高速鉄道(台湾新幹線)を運営する台湾高速鉄路(高鉄)は、台湾新幹線に「N700系」ベースの新型車両を導入する検討に入った。台湾高鉄は2020年代をめどに現行車両を更新する意向とみられ、07年の開業から初の大規模な設備更新となる。日本政府は鉄道などインフラ輸出を成長戦略に掲げている。新型車両の導入が決まれば、日本の車両メーカーにも追い風となりそうだ。

 台湾高鉄からJR東海に車両更新の打診があり、協議を始めた。導入にかかる金額は未定。N700系の1編成(16両)は50億円程度で、現行の台湾新幹線(1編成12両)をすべてN700系に入れ替えれば1500億円規模にのぼる。
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日刊工業新聞2016年3月2日1面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
台湾高鉄の経営をめぐっては開業当初からの減価償却負担などが重く、15年に当局(政府)主導での経営再建が決定。この際に当局への資産譲渡時期が当初の33年から68年に延長され、中長期での設備投資をしやすくなったとみられる。さぁ頑張れ、ニッポンの新幹線!

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