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家電ベンチャーUPQ、SIMフリースマホや4Kディスプレイなど12種19製品発表

第二弾コンセプトカラーは「navy×red」
家電ベンチャーUPQ、SIMフリースマホや4Kディスプレイなど12種19製品発表

中澤優子氏

 家電ベンチャーのUPQ(アップ・キュー、東京都千代田区)は、2月29日にSIMロックフリースマートフォンや50インチ4Kディスプレイなど12種19製品を発表した。2015年7月に設立し、8月に第一弾として17種24製品を発表している。同社ブランドの製品はこれで32種52製品となった。

 第一弾で好評だったスマートフォン、4Kディスプレイのほか、海外からの人気が高いガラス製タッチパネルキーボード、有線と無線両方使えるヘッドフォンなどをラインアップ。「お客様のフィードバックの内容を反映させた後続機種と、新たなコンセプトを取り入れた新機種を出せたのがメーカーとしての新たなチャレンジ。経験値を蓄積し、ボトムがキープできてこそ新製品を発表できる。メーカーとして成長していくことに注力した」(代表取締役の中澤優子氏)。

 同社は消費者が手に取りやすいようスペック、価格、デザインのバランスを取るとともに、「遊び心」をプラスするというブランドコンセプトを掲げている。その一つが「コンセプトカラー」だ。従来の家電にはあまり使用されなかった鮮やかなカラーリングを特徴とし、第一弾の製品は「blue×green」、第二弾は「navy×red」で統一されている。

 昨年9月蔦屋家電での販売を開始し、現在取扱実店舗数はのべ231店舗まで拡大。国内外の9つのECサイトでも販売されている。「立ち上げてすぐのベンチャーがここまで売り場を拡大できたことは、同じようにメーカーベンチャーを志す方々にとっていいニュースなのではないか」と中澤氏は話す。

 さらに3月末にはモバイル電動スクーター「UPQ BIKE」を発表予定。
 
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昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
第一弾のスマホは企画2カ月で販売開始しています。工場を持たず、企画のみを自社で行っているUPQ。製品の機能・価格・デザインのバランスはもちろんですが、中澤氏自身がアイコンとなっていることも製品への注目度が高まっている要因の1つです。

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