株式会社ローソン

小林 愛花さん

リケジョ小町No.144

宇宙とスイーツをつなぐ

 ローソンの小林愛花さん(27)は美と健康に特化した店舗「ナチュラルローソン」向けに、スイーツなどの開発を担当する。大学時代は宇宙物理学を専攻し、無重力実験などに燃えた。24時間仕事モードで、街歩きや友人との会話から新商品のヒントを探る。宇宙とスイーツをつなぐ「熱い思い」とは。

店舗で「売り場のリアル」知る

 高校2年の時に科学技術振興機構のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクトでNASAに行き、向井千秋さんに会いました。同じ群馬県出身の女性が活躍している姿に影響を受け、学習院大学理学部物理学科に進みました。

 大学では無重力実験や物性測定に取り組みました。文献で調べ仮説を立てても、焼成すると「世紀の大発見かも」と思うようなえたいの知れない物体ができる。期待を裏切られるのが面白かったです。進路に悩んでいる人がいたら、理系を勧めたいです。

 就職先にローソンを選んだのは、コンビニエンスストアのデザートを毎週チェックする「パトロール」が趣味だったからです。カードなどで得たデータを商品開発に生かしている点も魅力でした。入社から2年間は店舗で働きました。人手が足りず、つらい時もありましたが、売れる商品は何かといった「売り場のリアル」を知ることができました。

 自分が理系だと感じるのは自然と「数字」が浮かぶ点。商談の時に連立方程式で説明して驚かれたこともあります。

最大公約数を探す

 目標は「プレミアムロールケーキ」を超えるヒット商品を出すこと。コンビニでは「おいしい」だけではなく、加盟店の利益を確保できる商品が求められます。いかに欲を抑えて「最大公約数」を探すかが課題です。

 先日、自分でチョコを作りました。文献をもとにカカオの糖度や乾燥について研究したつもりでしたが、みそのような味になってしまいました…。

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