未来を創るリケジョNo.2

OGの声

OG

早坂 恵美子 (はやさか えみこ) さん
三菱電機広報部担当課長/研究・開発、FAシステム広報担当

理系女子の仕事は研究職や技術職ばかりではありません。専門的な知識・スキルを武器に、さまざまな分野で力を発揮する人が増えています。三菱電機広報部担当課長の早坂恵美子さんは、そうしたキャリアを切り開いている長岡技術科学大学の卒業生の1人。産業界を中心に多様なアイデアや経験を持つ人材への注目と期待が高まる中、理系女性の活躍のフィールドが一段と広がっています。

“手に職”をつけた方が良い

OGの声

小学校の時から数学や理科が好きでしたし、得意でもありました。中学を卒業した後に迷わず仙台電波工業高等専門学校(現仙台高専)へ進みました。

高専を卒業した後、長岡技術科学大学の3年次に編入しました。高専から多くの学生を受け入れ、専門的な分野を学べるのが魅力だったため長岡技科大を選びました。

大学時代には、モーターをより効率的に制御する方法などについて研究していました。学生生活を振り返ると、研究室に配属されてからの濃密な時間を過ごしており、思い出は多いです。指導が厳しく徹夜することもありましたが、研究室の仲間と過ごした日々は財産であり、仕事の面で大きな糧になっています。

三菱電機への入社は、大学時代に三菱電機の名古屋製作所と共同研究を行っていたことがきっかけとなりました。名古屋製作所ではモーターの制御装置であるサーボアンプを製造しており、制御アルゴリズムの開発に携われることに魅力を感じました。

理系出身者は仕事の間口が広い

OGの声

名古屋製作所での経験を経て、8年目に本社の「機器フィールドエンジニアリング部」に異動しました。三菱電機の機器を組み込むことのメリットなどをユーザーに提案したり、納入後にも装置の性能を最大限引き出すためのサポートを行う仕事です。

広報部に異動したのはこの4月から。まさか自分が広報を担当するとは思ってもいませんでした。

仕事の内容とサイクルはこれまでと大分変わりました。現在は出社すると、まず朝一に自分が担当しているFA関連や研究開発部門の記事がメディアに掲載されているかどうかをチェックします。広報発表の案件がある時はウェブ上に掲載される11時前に最終確認し、その後も記者からの問い合わせに対応します。発表がない時にも事業部の関係者と調整するなど随時、取材対応を行います。

業種や職種を問わず、理系出身者が仕事する上でのメリットは、仕事の間口が広いことだと感じています。開発部門に従事できますし、専門知識を生かした営業も行える。大きな可能性があります。

女性にもぜひ理系に進んでほしいです。技術や専門性の習得は大きな武器になります。復職しやすい利点もあります。私自身、産休と職場復帰を経験しました。これも専門性を持てたからこそだと思います。やりがいにつながっていますし、理系に進んで本当に良かったと実感しています。

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城間 ひかる (しろま ひかる) さん
株式会社タンガロイ

「『これが私の開発した工具です』と、大声で言える製品を早く手がけたい」−。切削工具大手、タンガロイ(福島県いわき市)の城間ひかるさん(26)は日々、設計にいそしむ。 まだ入社3年目、インサートと呼ばれる交換式の刃先と刃先を保持するボディーを別個にしか担当したことがない。一つの製品として両方を設計した“代表作”を、世に送り出すのが今の目標だ。生まれ育った沖縄から遠く離れ、理想の「海外で活躍」する未来を切り開こうとしている。

気配り、丁寧さを特に意識

OGの声

那覇市の出身です。父が土木関係の仕事をしていた影響で地元の高等専門学校で学びました。機械関連を勉強すればつぶしが効くな、将来職に困らないだろうな、と高専生の受け入れが盛んな長岡技術科学大学に入り、大学院機械創造工学課程の修士号を取りました。総勢100人のつり部に所属し、釣った小アジを唐揚げにして食べたのが、いい思い出です

気配り、丁寧さが人と接する上でとても大事だと思います。学生時代の結婚式場でのアルバイトでそう気付きました。今の職場では他部署との調整が必要な時などに、特に意識して動いているつもりです

海外を舞台に活躍したい

OGの声

切削理論の授業などもあったので、工具は遠い存在ではありません。とはいえ、今は専門書を読んだり、先輩に教えてもらったり、理論を社内実験で確認したりと勉強の毎日です。苦労して設計した工具をテストし、思った通りに削れた時はいつも感動しています

実家の近所に国際協力機構(JICA)の施設があり、よく遊びに行っていました。その影響からか、将来は海外を舞台にグローバルに活躍するのが夢。 それができる会社で働きたいと思い、イスラエルに本社のあるIMCグループのタンガロイに入社したのです。私が開発した製品を世界中のお客さまに使っていただきたいです

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