グーグルがIoT本格参入、機器用OS「ブリロ」発表
対応デバイス・アンドロイド端末・クラウドを密に連携
米グーグルは28日にサンフランシスコで開いた開発者会議「グーグルI/O」で、モバイル端末用OS「アンドロイド」の簡易版であるIoT向けOSの「ブリロ(Brillo)」と、通信言語「ウィーブ(Weave)」を今年後半に公開すると発表した。ブリロやウィーブが載ったデバイス(機器)はすべてアンドロイドOSと連携でき、開発者やメーカー側ではこれらを使い、IoT対応デバイスを容易に作れるという。機器とクラウド、スマートフォンがリンクすることにより、家電や家庭用機器の操作を自動化するスマートホームの実現や、IoTを駆使した新しいサービスの提供に役立つとしている。
ブリロは無線LANのWi-Fiと省電力版ブルトゥースをサポート。幅広いプロセッサーに対応する。また、ウィーブはさまざまな機器間で情報や命令をやり取りするためのクロスプラットフォーム通信基準で、スマートフォンに加え、機器とクラウドベースのサービスとをウィーブ経由でリンクできるようになる。2014年1月にグーグルが32億ドルで買収したネスト・ラブズのWi-Fi対応サーモスタット「Nest」とも連携。ブリロは第3四半期、ウィーブは第4四半期に公開される。
アップル出身のトニー・ファデル氏らが創業したネスト・ラブズの買収は、サーモスタットはじめ、煙・一酸化炭素検知器ということでスマートホームおよびIoTの一部の応用分野にとどまっていた感がある。グーグルとしては、モバイル分野でのアンドロイドOSの高いシェアを背景に、身の回りにあるすべてのモノをネットでつなぐIoTのデバイス開発ツールを普及させ、急速な市場拡大が予想されるIoTのプラットフォームまで握ろうという戦略のようだ。
ブリロは無線LANのWi-Fiと省電力版ブルトゥースをサポート。幅広いプロセッサーに対応する。また、ウィーブはさまざまな機器間で情報や命令をやり取りするためのクロスプラットフォーム通信基準で、スマートフォンに加え、機器とクラウドベースのサービスとをウィーブ経由でリンクできるようになる。2014年1月にグーグルが32億ドルで買収したネスト・ラブズのWi-Fi対応サーモスタット「Nest」とも連携。ブリロは第3四半期、ウィーブは第4四半期に公開される。
アップル出身のトニー・ファデル氏らが創業したネスト・ラブズの買収は、サーモスタットはじめ、煙・一酸化炭素検知器ということでスマートホームおよびIoTの一部の応用分野にとどまっていた感がある。グーグルとしては、モバイル分野でのアンドロイドOSの高いシェアを背景に、身の回りにあるすべてのモノをネットでつなぐIoTのデバイス開発ツールを普及させ、急速な市場拡大が予想されるIoTのプラットフォームまで握ろうという戦略のようだ。