初めてカメラがとらえた米ウーバーの自動運転実験車

ピッツバーグでカーネギーメロン大と共同研究

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 スマートフォンアプリを使ってタクシーやハイヤーの配車サービスを提供し、急成長中の米ウーバー(本社サンフランシスコ)。同社の謎の実験車両が米ピッツバーグ市内で目撃され、そのうちの1台の写真が初めて撮影されたと、地元紙ピッツバーグ・ビジネスタイムズが特ダネで報じた。写真によれば、センサーや機器類を車体に取りつけたフォードの黒いセダンで、ボディー横には「Uber Advanced Technologies Center」と書かれている。

 同紙の問い合わせに対し、ウーバーの広報担当者は「この車はマッピングや安全性、自律システムに関する初期段階の研究活動の一部」と回答、同社の実験車両であることを認めた。ただし、同社の主張によれば「自動運転車ではない」という。

 ウーバーのトラヴィス・カラニックCEOは最終的に自動運転車によるサービスを実現したい意向を表明しており、2015年2月には「先進技術センター」をピッツバーグに開設すると発表。ピッツバーグに本部を置き、コンピューターサイエンスやロボット研究で世界的に有名なカーネギーメロン大学と、自動車の安全性向上や自動運転車についての共同研究を開始している。

 一方で、同社の主要出資者にはグーグルベンチャーズも名を連ねる。今後、自動運転車開発で世界をリードするグーグルと協力関係を築くのか。ライバルになる可能性もないわけではない。

COMMENT

藤元正
モノづくり日本会議実行委員会
委員長

日本でも自動運転車でのタクシー実現に向けて、ZMPとDeNAが合弁会社を作ると先日発表。自動運転車を活用する上で有望分野の一つとみられている。とくに米国などではウーバーの女性の乗客が、登録運転手からセクハラや性的暴行を受けたと訴え、女性団体も対策が不十分と批判している。自動運転車であれば交通事故に加え、そうした面でも運転手の個性に依存せず、「安全」ということなのだろう。

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