世界初、服や布製品が作れる3Dプリンター
微細な繊維を型に噴射して積層、タンクトップやスカートなど
糸や針やミシンを使わずに、布製の簡単な服や帽子などが作れる世界初の3Dプリンターがお目見えしそうだ。スタートアップ企業の米エレクトロルーム(カリフォルニア州)が開発中の「エレクトロルーム・アルファ」がそれ。現在、クラウドファンディングサイトのキックスターターで事業資金を募集していて、1カ月近い調達期限を残し、誓約額の5万ドルの半分以上がすでに集まっている。
原理はいたって簡単。1mx1mx620cmの装置の内部に型を立てかけておき、ノズルから液体のポリエステルを型めがけて噴射する。すると空中で細かな繊維となり、それが電場によって型に引き寄せられ、繊維が均一に積み重なりながら密着する仕掛け。こうしてできた布地は柔軟性があり、だらんとした風合いが特徴。色は今のところ白のみだが、色付けも研究中だ。
型はCADやイラストレーターなどのソフトでデザインし、どんな素材でもいいという。布のもととなる液体原料としてはポリエステルとコットンのブレンドにも取り組んでいる。
さらに、出資者には提供額に応じて、以下のような製品提供サービスを予定し、地域的な制限は設けていない。
・30ドル以上
サンプル生地(予想出荷時期:11月)
・100ドル以上
タンクトップ、またはスカート(2016年2月)
・1000ドル以上
サンフランシスコの本社を訪問し、技術について詳しい説明を受けられる、サンプル生地も持ち帰れる(11月)
・5000ドル以上(早期申し込みは4500ドル以上)
「エレクトロルーム・アルファ」に加え、タンクトップ、スカート、縁なし帽の中から、資金提供者向けに作った2つの型を提供(2016年3月)
・5200ドル以上(同4700ドル以上)
上記に加えて、同社のチームと協働してオリジナルの型をデザインできる(2016年3月)
原理はいたって簡単。1mx1mx620cmの装置の内部に型を立てかけておき、ノズルから液体のポリエステルを型めがけて噴射する。すると空中で細かな繊維となり、それが電場によって型に引き寄せられ、繊維が均一に積み重なりながら密着する仕掛け。こうしてできた布地は柔軟性があり、だらんとした風合いが特徴。色は今のところ白のみだが、色付けも研究中だ。
型はCADやイラストレーターなどのソフトでデザインし、どんな素材でもいいという。布のもととなる液体原料としてはポリエステルとコットンのブレンドにも取り組んでいる。
さらに、出資者には提供額に応じて、以下のような製品提供サービスを予定し、地域的な制限は設けていない。
・30ドル以上
サンプル生地(予想出荷時期:11月)
・100ドル以上
タンクトップ、またはスカート(2016年2月)
・1000ドル以上
サンフランシスコの本社を訪問し、技術について詳しい説明を受けられる、サンプル生地も持ち帰れる(11月)
・5000ドル以上(早期申し込みは4500ドル以上)
「エレクトロルーム・アルファ」に加え、タンクトップ、スカート、縁なし帽の中から、資金提供者向けに作った2つの型を提供(2016年3月)
・5200ドル以上(同4700ドル以上)
上記に加えて、同社のチームと協働してオリジナルの型をデザインできる(2016年3月)
ニュースイッチオリジナル