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地下鉄の運行状況も外国人に分かりやすく。日本信号が4カ国語のシステム

東京メトロ、まず日比谷線霞ケ関駅ホームに設置
 訪日外国人に分かりやすく表示―。日本信号は日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語で列車の行き先・運行状況などを案内する薄型情報表示システム「HALF LCD eco」を東京地下鉄東京メトロ)日比谷線に順次設置する。薄型・軽量で安全性を高めたほか、LED(発光ダイオード)バックライトを採用し消費電力も低減している。

 この情報表示システムは駅ホームや改札に設置する。サイズは縦315ミリ×横1135ミリで幅は65ミリメートルと薄型。さらに重さは16キログラムと軽量のため、構造物や支持体の負担を軽減する。列車の情報を4カ国語に切り替え表示ができる。また、地震や落雷など災害時の緊急情報や、動画を提供することも可能。

 まず、日比谷線霞ケ関駅ホームに設置し、全線に順次展開する。さらに東京メトロ・千代田線全線に広げる予定だ。
日刊工業新聞2016年8月9日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
海外の有名観光都市の美術館や周遊バスには音声通訳がある。だいたい日本語が入っている。少し嬉しくなる。国力の一つのバロメーター。ただ、それはもうメジャー国の名残りかもしれない。これからどんどんと他の言語に置き換わっていくのだろうか。インバウンドばかりに浮かれてはいけない。

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