アップルが開発中の音声認識スピーカーは、カメラと顔認識付き?

人物を特定し、その人好みの音楽や照明など自動設定

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アマゾンの「エコー」(アマゾンのサイトから)
 アマゾンの「エコー(Echo)」に対抗し、音声アシスタント「シリ(Siri)」の機能を付けたスマートスピーカーをアップルが開発中との噂が今週、ネットをかけめぐった。さらに、CNETが関係者の話として27日に伝えた続報では、このスピーカーにはカメラが内蔵されるという。カメラ映像と顔認識機能を使って、部屋にいる人が誰なのか特定し、自動的にその人の好みの音楽のカテゴリーを用意したり、部屋の照明を調整したりする機能を持たせるという。

 音声認識スピーカーをめぐっては、アマゾンの「エコー」に続き、グーグルが先週開いた開発者会議で「グーグルホーム(Google Home)」を発表。アップルも含め、”お茶の間”音声アシスタントという新市場でも、IT大手がバトルを繰り広げることになりそうだ。

 先の報道によれば、アップルは音声ベースのさまざまなアプリを充実させるため、Siriをサードパーティーに公開する方針。6月14日からサンフランシスコで開催する世界開発者会議(WWDC)でそのためのソフトウエア開発キット(SDK)を発表するといわれている。スピーカー自体が同時にアナウンスされるかはわからないが、発売時期についてCNETは早ければ年末、ただし2017年になる可能性が高いとした。

 一方で、先行するエコーもグーグルホームもカメラは搭載していない。プライバシー保護が大きな理由と思われるが、プライバシー保護を重視するアップルとしては、厳格なセキュリティー機能をスピーカーに持たせられる見通しがなければ、カメラは搭載しないとみられる。過去にもアップルTVにカメラが搭載される噂があったものの、実現していない。

 利点として、カメラ映像による自動顔認識が内蔵されれば、個人が特定できるため「なりすまし」を防げるほか、スピーカー側でその人物に合わせたきめ細かいサービスや情報の提供を行うことができる。

 アップルが開発中のスピーカーは、エコーと同じように、ネットワークにつながって天気予報やニュース、タイマー設定やリマインダーなどのほか、音楽を流したり、ホームオートメーションアプリの「ホームキット」と連動して、対応した家電製品の音声操作などが盛り込まれる見通し。今のところホームキットは家庭用のセキュリティーカメラをサポートしてないが、もしかするとスマートスピーカーをセキュリティーカメラ代わりに使えるようにする可能性もある。

ニュースイッチオリジナル

COMMENT

藤元正
モノづくり日本会議実行委員会
委員長

エコーに搭載されている音声アシスタントソフトの「アレクサ」のほうが、Siriより音声の認識率が高いと言われているので、そちらの性能をまず改善させる必要もあるだろう。次はアップルTVにカメラ搭載か。

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