ファスナーで連結容易…ペロブスカイト太陽電池実用化へ、アイシンと大林組が新工法検証
アイシンと大林組はペロブスカイト太陽電池の実用化に向け、新たな施工方法や設置方法で施工性や発電量を検証する実証実験を開始した。ファスナーを使って容易に着脱できる工法を採用。発電量を最大化させる設置形状をシミュレーションで算出した。大林組技術研究所(東京都清瀬市)本館の屋上に設置して実証する。
耐候性の高いファスナーを使い、容易に連結でき、更新などの際に建物の使用中でも部分的に交換が可能。軽量で柔軟といった同電池の特徴を生かし、シミュレーションを基に曲面などにも設置して発電効率を評価する。
アイシンのペロブスカイト太陽電池はフィルムに薄膜ガラスを採用し軽量と耐久性を両立する。同社安城工場(愛知県安城市)でも施設の壁面や屋根に設置し、発電出力や施工性などを検証中だ。同電池は2028年にもテスト販売を開始し、30年の事業化を目指す。
日刊工業新聞 2025年06月16日