AGCの24年12月期、過去最大の当期赤字に転落した背景
AGCが7日発表した2024年12月期連結決算(国際会計基準)は、当期損益が940億円の赤字(前期は657億円の黒字)で過去最大の当期赤字に転落した。24年上期に発生したバイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO)事業の減損損失などが響いた。
売上高は為替の円安による増収効果や半導体関連の電子部材の好調が寄与して前期比2・4%増の2兆676億円と過去最高だったが、営業利益は自動車用ガラスの製造コスト悪化などにより同2・3%減の1258億円となった。
26年12月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画についても、ライフサイエンス事業の販売数量が未達になる見込みを勘案して営業利益目標を24年2月公表比500億円減の1800億円(23年12月期実績比39・9%増)に下方修正した。平井良典社長はバイオ医薬品CDMO事業について「各拠点で人員削減などの収益改善施策を進め、26年の黒字化を目指す」と述べた。
25年12月期連結業績予想の売上高は前期比4・0%増の2兆1500億円とした。当期損益は800億円の黒字を見込む。
日刊工業新聞 2025年02月08日