あのCIAでもTED開催

非公開ながらテーマは「透明性」

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Andy Suzuki & The Methodがツイッターで公開したTEDxCIAの写真
 世界的講演イベントの「TED(テッド)」。NHK Eテレで水曜夜に放映されている「スーパープレゼンテーション」でもおなじみだが、その派生イベントとして、4月16日にはなんと米バージニア州マクリーンに本部を置くCIA(米中央情報局)で「TEDxCIA」が開かれた。ハフィントンポストが報じた。実際には初回の2013年から数えて今回が3回目。しかも通常のTED/TEDxでは講演内容が広く公開されるのに対し、CIAだけに非公開。すっかり秘密のベールに包まれている。

 ハフィントンポストによれば、会場は満員。地理的に離れた場所にあるCIAの各施設にもビデオ中継されたという。TEDxCIAのウェブサイトには講演者の4人の名前が公開されていて、ミュージシャンのアンディ・スズキ氏(アンディ・スズキ&ザ・メソッド)と、ワシントン大学で心理学を教えるエリザベス・ロフタス教授、ハーバードビジネススクールでリーダーシップ担当のエイミー・エドモンドソン教授、起業家でサイボーグ人間学者のアンバー・ケイス氏らが参加した。

 もちろんCIA内部の講演者もいたが、名前や肩書き、講演テーマなどは一切明かされていない。ゲストもCIA職員の名前を外部に公開しないよう、注意されたという。一方で、ある参加者によれば、登壇したCIA職員は聴衆に向かって、CIAを21世紀にふさわしい組織にしていくために、イノベーションと透明性の重要性を力説したとのこと。だったら次回のTEDxCIAは一般公開か? というと、そんな話ではなく、あくまで組織内部、米政府部内での透明性向上という意味合いだろう。

 ちなみに、TEDxCIAのウェブサイト(下記参照)に掲載されているオーガナイザーはカルバン・アンドラス博士。写真が顔半分しか写っていなくて、それだけでも秘密の匂いプンプン。写真をクリックすると現れるはずの個人情報のリンクも切れている。LinkedIn(リンクトイン)のプロフィールによれば「米国政府のイノベーションオフィサー」となっているそうだが、やはりスパイなのだろうか。

TEDxCIAのサイト
https://www.ted.com/tedx/events/14287

COMMENT

藤元正
モノづくり日本会議実行委員会
委員長

べつに非公開なら、イベント名にTEDxの冠をつけなくていいような気もするが、やはりあのTED関連となれば注目度ががぜん違うのだろう。裏を返せば、それだけCIAという組織で、みんなの関心を1イベントに惹きつけるのは大変なのかもしれない。

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