日野自動車が改良、国産唯一の小型ノンステップバス「日野ポンチョ」の機能
日野自動車は小型ノンステップバス「日野ポンチョ」を一部改良して発売した。法規対応でバックカメラ・モニターを標準装備した。東京地区の代表車型の消費税込みの価格は、乗車定員36人のロングボディーで2011万1300円、同29人のショートボディーで1975万6000円。販売台数の目標は非公表。
継続生産車に対し、11月から後退時車両直後確認装置の装着が義務化されたことに対応した。
日野ポンチョは国産として唯一の小型ノンステップバス。小回り性能が高く狭い道でもスムーズに走行でき、公営の路線バスなどがカバーしていない地域のコミュニティーバス用などで需要があるという。いすゞ自動車と折半出資するジェイ・バス(石川県小松市)の本社・小松工場(同)で生産する。
小型低床構造のバスでは、トルコの商用車メーカーであるカルサンが製造する小型電気自動車(EV)バス「e―JEST」や、中国・比亜迪(BYD)製の小型EVバス「J6」が日本で導入されている。
日刊工業新聞 2024年12月12日