冷却性能2.5倍、ニデックがAIサーバー向け水冷装置
ニデックは人工知能(AI)サーバー向けに新型水冷装置(写真)の出荷を始めた。AIサーバーメーカーの米スーパー・マイクロ・コンピューターと共同開発した。従来製品と同じサイズで、2・5倍の冷却性能を実現した。米エヌビディアの最新型画像処理半導体(GPU)「GB200」を36個搭載する「NVL72サーバーシステム」に必要な冷却能力を有する。
開発したのは冷却水分配装置であるCDU。4Uサイズで250キロワットの冷却性能を持つ。AI半導体はデータ処理量の増加に伴う発熱が課題で、これまでの空冷よりも冷却性能の高い水冷モジュールの市場拡大が見込まれている。
日刊工業新聞 2024年12月10日