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AGCの通期見通し、当期赤字過去最大の理由

AGCは2024年12月期連結業績予想(国際会計基準)を前回公表時から据え置き、過去最大の当期赤字を見込む。上期に発生したバイオ医薬品開発製造受託(CDMO)事業の減損損失の影響が響く。

単位億円、増減率%、下段通期見通し、▼は赤字・マイナス。配当がある場合の上段カッコ内は前の期の実績、下段通期見通し

バイオ医薬品CDMO事業は米国で人員削減など固定費削減を実施。宮地伸二副社長は収益改善施策の効果を「第2四半期を底に第3四半期から徐々に改善していく」とした。

24年1―9月期連結決算は、当期損益が1064億円の赤字(前年同期は575億円の黒字)だった。化学品セグメントの営業利益は前年同期比減。中国からの余剰在庫流入で、カセイソーダや塩化ビニル樹脂の販売価格が下落した。
日刊工業新聞 2024年11月04日

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