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日本ミシュランタイヤが設置、「運転シミュレーション研究所」の役割

日本ミシュランタイヤが設置、「運転シミュレーション研究所」の役割

シミュレーション技術研究所に導入するシミュレーター

日本ミシュランタイヤ(東京都新宿区、須藤元社長)は、シミュレーション技術を基盤としたサービスを展開するS&VL(同江東区)と協業体制に関する基本合意書を締結した。日本ミシュランの研究拠点「太田サイト」(群馬県太田市)内に場を提供し、S&VLの自動車運転シミュレーターをコアとする「シミュレーション技術研究所」を設置する。2024年2月に稼働予定。

同研究所は拠点内の既存建屋内に設け、シミュレーター「DiM300」を導入。顧客のデータを用いてシミュレーションを実施するほか、顧客の課題・要望に応じてS&VLがシミュレーションモデルの開発・提案もする。

タイヤに限らずサスペンションやエンジン・モーターなど自動車の構成部品すべてのバーチャルテストが可能。また自動運転や先進安全システムのアルゴリズム検証なども安全に実施できる。

シミュレーション技術を必要とする自動車関連企業に活用してもらい、自動車開発の効率化に貢献する。日本ミシュランが23年夏に本社移転する太田サイトで推進する、オープンプラットフォームによる新領域のビジネス創出・活性化の試みの一環。

日刊工業新聞 2023年月5月9日

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