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先端AI素早く試せる基盤、富士通が国内外に公開する狙い

富士通は20日、先端人工知能(AI)を素早く試せるプラットフォーム(基盤)「Kozuchi(小槌=コヅチ)」を同日から国内外に公開すると発表した。自社技術だけでなく、他技術を組み合わせたベスト・オブ・ブリード(最も優れた品質)型。研究開発の段階から多様な関係者と協業を強化し、AIの機能強化と適用領域拡大を進める。先端AI技術を搭載した各種サービスの早期開発にもつなげる。

公開するのはビジネス課題の解決に必要なAI技術を、複数の活用例に対応するようにパッケージ化した「AIイノベーションコンポーネント」と、富士通独自のAIに基づくソフトウエア部品・ツール「コアエンジン」。開発者やユーザーなど多様なステークホルダー(利害関係者)のAI活用の経験やフィードバックを取り込み、AIの信頼性を担保してグローバルに展開する。

AIコンポーネントの第1弾は、スマートファクトリー(つながる工場)での作業者分析と不良品検出、スマートシティー(次世代環境都市)における不審行動の検知などの四つとなる。

AIコアエンジンは自動機械学習技術「AutoML(オートエムエル)」や、さまざまなデータから重要な因果関係を網羅的に抽出する「因果発見技術」、説明可能なAI技術「ワイド・ラーニング」など四つを公開する。


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日刊工業新聞 2023年04月21日

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