バッタのように群れで行動する小型ドローン兵器
米海軍の研究機関が実験映像公開
大量のバッタが群れをなしてやってきて、植物や農作物を食い尽くしながら移動するー。世界各地で見られるこうした飛蝗という恐ろしい現象にヒントに、米海軍研究事務所(ONR)が群れで行動する小型飛行ロボット(ドローン)の研究開発を進めている。その名も「LOCUST(バッタ)」で、「低コスト無人飛行機群技術(Low-Cost UAV Swarming Technology)」をもとに命名。実証試験を3月30日から4月3日にかけて行い、映像を4月14日にYoutubeで公開した。
LOCUSTの概念は、まず大砲のような発射台からチューブ状に折り畳まれた小型のドローンを次々に射出。打ち上げられた多数の機体が主翼と尾翼を広げて自律飛行に入り、ほかのUAVと無線で情報を共有しながら編隊飛行をとって、偵察や攻撃など所定のミッションをこなす、というもの。
1機の大きさが小さく、遠隔操作ではない自律飛行のため、製造および運用コストを低くできるのが利点。1分間に30機のドローンを打ち上げる能力があり、その後90分間にわたってプログラムに沿った偵察活動が行えるという。さらに艦船や特殊車両、飛行機などからの発射も想定し、2016年には実際の艦船に発射台を載せて実証試験を行う計画だ。
【ユーチューブの動画】
LOCUSTの概念は、まず大砲のような発射台からチューブ状に折り畳まれた小型のドローンを次々に射出。打ち上げられた多数の機体が主翼と尾翼を広げて自律飛行に入り、ほかのUAVと無線で情報を共有しながら編隊飛行をとって、偵察や攻撃など所定のミッションをこなす、というもの。
1機の大きさが小さく、遠隔操作ではない自律飛行のため、製造および運用コストを低くできるのが利点。1分間に30機のドローンを打ち上げる能力があり、その後90分間にわたってプログラムに沿った偵察活動が行えるという。さらに艦船や特殊車両、飛行機などからの発射も想定し、2016年には実際の艦船に発射台を載せて実証試験を行う計画だ。
【ユーチューブの動画】
ニュースイッチオリジナル