アップルがイスラエルのベンチャー買収

iPhoneに高性能3Dカメラ搭載か

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リンクスのカメラモジュール
 米アップルがイスラエルのカメラ技術開発ベンチャー、リンクス・コンピュテーショナル・イメージング(LinX)を買収したとウォールストリートジャーナル(電子版)が15日報じた。同紙によればアップルも買収の事実を認め、買収額は2000万ドル(約24億円)規模とみられている。リンクスは、超小型で高性能の3D(3次元)カメラ技術を持ち、近い将来、こうした機能が内蔵されたiPhoneやiPadが発売されるかもしれない。

 リンクスのカメラは、複数のレンズ開口部を持つアレイカメラモジュール。それぞれの開口部のセンサーを使い、異なる位置から多数の画像を同時撮影し、立体的な深さや奥行きを高精度かつリアルタイムに3Dマッピングできる。アレイカメラ自体の高さが通常のスマートフォン向けカメラモジュールの約半分しかなく、小型なのも特徴だ。

 リンクスが2014年に発表したプレスリリースによれば、それぞれ2個、3個、4個のセンサーを持つモジュールを開発。「デジタル1眼レフに匹敵する撮像性能を持つ」という。現行のスマホ用カメラモジュールに比べ高さが2/3から1/2程度。光感度は3倍と高く、弱い光での画像品質が高いという。撮影背景の自動削除はじめ、撮影後のピント合わせ、ビデオ撮影での高品位オートフォーカス、AR(拡張現実)、3D物体モデリング、距離・寸法計測、顔認証などに応用できるとしている。

COMMENT

藤元正
モノづくり日本会議実行委員会
委員長

日本は有力カメラメーカーがひしめくカメラ王国。とはいえ最近では、撮影後にピントを変えられる米ライトロ(Lytro)のライトフィールドカメラや、米ゴープロ(GoPro)のアクションカメラなども注目の的。今回の技術がiPhone/iPadに搭載されるか不確定要素もあるが、実用化が楽しみだ。

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