グーグル自動運転車、公道で警官に停止求められる、あまりのノロノロ運転で

目抜き通りで渋滞発生も、違反切符は切られず

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警官の指示で停車したグーグルの自動運転車(グーグルのブログから、Aleksandr Milewski氏撮影)
 グーグルのポッド型の自動運転試作車が本社周辺のカリフォルニア州マウンテンビューの公道を走行中、巡回中の警官に停車を求められていたことが明らかになった。車は指示通り、路上に停止したが、車両にトラブルがあったわけではなく、時速35マイル(時速56km)の走行区域を同24マイル(約38km)とあまりに低速で走り、後続車の長い列ができていたため。警官は車に乗っていた「オペレーター」に対し条例違反だと警告しただけで、違反切符は切らなかったという。

 マウンテンビュー警察署のブログによれば、12日午後、巡回中の警官がシリコンバレーの目抜き通りであるエルカミーノ・リアルで渋滞を発見。その先頭をノロノロ走っていたグーグル車を停車させ、そのオペレーターに対し、特定の車道ごとにどうやって走行速度を設定しているかを問いただした上で、走行速度がカリフォルニア州の交通条例を逸脱していることを告げたという。

 グーグルの自動運転試作車は、近隣を走行する電気自動車についての同州の交通条例に基づいて、安全性を理由に時速25マイルを最高速度に設定してある。だが、マウンテンビュー警察署では今回の場合、条例で定められた規定速度を守り、時速35マイルでの走行が合法だとしている。

 一方、グーグルは自動運転車プロジェクトのブログで、「これまで累計120万マイル(192万km)におよぶ自動走行車での走行実験で、一度も切符を切られていないことを誇りに思う」とコメントした。

【グーグル自動運転プロジェクトのブログ】
https://plus.google.com/+SelfDrivingCar/posts/j9ouVZSZnRf

ニュースイッチオリジナル

COMMENT

藤元正
モノづくり日本会議実行委員会

ちょうど昨日、国内の大手自動車メーカーの人と話をしたら、「日本の政府にはまず、公道で自動運転車の試験走行をやれる場所を作ってほしい」と言っていた。自動運転車の普及には技術面だけでなく、制度面の整備も重要。それには実際に特区などの公道で車を走らせながら、現実に合わせた規則を作り、運用しながら(時に国民的議論を重ね)修正していく地道な作業が必要になる。今回の例は単なる笑い話ではなく、グーグルとカリフォルニア州がすでにそうした作業の真っただ中にあり、かなり先行していることを示す事例だといえる。

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