メルカリも参画!東大が時価総額1兆円ベンチャー創出へ支援会議

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東京大学工学部・工学系研究科は「時価総額1兆円の東大発ベンチャー(VB)」創出を目標に掲げ、これに向けて助言してもらうアドバイザリーボードを発足した。メルカリやパークシャテクノロジー、READYFOR(レディーフォー、東京都千代田区)の各代表取締役などVB側と、VB支援側からで計9人だ。各人のネットワーク活用や個別の協業も進めていく。

東大関連VBは約400社あり、2020年12月の時価総額で1兆円超だ。上場のトップ4はペプチドリーム(時価総額約7000億円)、ミクシィ(1900億円)、ユーグレナ(760億円)、パークシャテクノロジー(700億円)だ。さらに未上場のプリファードネットワークス(東京都千代田区)の時価総額3600億円(フォースタートアップスによる9月時点の調査)もある。これを踏まえて同研究科は、1兆円VBの創出を目標に据えた。

12月に初回のボードを開催した。工学系研究科からは運営会議メンバーら約13人が参加。研究科の社会・産学連携の方針を説明した。ボードの開催は年1、2回の予定だが、新事業創出の助言を各アドバイザーに求めていく。

日刊工業新聞2020年12月17日

COMMENT

山本佳世子
編集局科学技術部
論説委員兼編集委員

大学発VBの成功をどう定義するかは悩ましい。私は長年、「大学発VBは普通の技術VBとは違う。大学という公的組織が目指す社会貢献を、ともにミッションとして負っているから」と口にしてきた。が、やはり時価総額でばばーんと数字を示されると、そのインパクトは強い。東大関連VBの時価総額ランキング、未上場を入れてみると、2位が未上場の3600億円(相当)だ。まさにうわさ話の格好の標的だな、と実感した。

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