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9月9日のアップルイベントで次期iPhone発表、気になる仕様や機能は?

感圧センサーに4K録画、ローズゴールド色も。サファイアガラスは見送りか
9月9日のアップルイベントで次期iPhone発表、気になる仕様や機能は?

Apple Watchのようなモーションウォールペーパーも採用される(9to5macから)

 米国時間9月9日に開かれるアップルの特別イベントで、新型iPhoneや新型AppleTVが発表される見通しだ。会場はオープンから今年でちょうど100年を迎え、1977年にジョブズとウォズニアックがApple IIを発表したサンフランシスコのビル・グラハム・シビック・オーデトリアム。さて、注目の新型iPhoneにはどういった仕様や新機能が盛り込まれるのか、主要ニュースサイトの噂をまとめた。(◎◯▲は実現可能性:ニュースイッチが勝手に評価)

【機種】
◎iPhone 6S/iPhone 6S Plusの2機種。寸法は現行の6/6 Plusとほぼ同じ
◯3月には4インチのiPhone 6Cが出されるとの報道(DigiTimes)もあったが、直近では「6Cのリリースはなし」との見方が強い。一方で6/6Plusの販売は継続

【色】
▲シルバー、ゴールド、スペースグレイに加え、「ピンク」(WSJ)
◎ピンクはなし、「ローズゴールド」が追加(9to5mac)

【リリース時期】
◎注文開始 9月11日
◎出荷開始 9月18日(以上mac4ever)

【フォースタッチ(Force Touch)】
◎Apple Watchや新型MacBookに採用されたForce Touchを搭載(WSJ、ブルームバーグ)。感圧センサーにより、指で軽く叩くタップと、タッチスクリーンを指で押し込むタッチを区別。それぞれ別の機能を割り当てたり、振動で触覚フィードバックを実現できる

◯Force Touchの採用とバッテリー容量の増加で、厚さは6.9mmから7.1mmに、0.2mm増加(Engadget日本版)

【素材】
◯曲げに強いよう、強度の高い7000番台のアルミニウム合金を本体に採用(Unbox Therapy)。iPhone6 Plusでは、ズボンの後ろのポケットに入れておくと本体が曲がってしまう「ベンドゲート」というトラブルが発生

【プロセッサー】
◎より高速なA9プロセッサー(DigiTimesによれば韓国サムスン電子と台湾TSMCが製造)、RAMは2GB
◎4G LTE通信チップには倍近い性能向上が期待できるクアルコムのGobi 9X35を採用(9to5mac)

【カメラ】
◎リアカメラが、8メガピクセルから12メガピクセルにアップグレード
◎フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4Kの動画録画モード
◎フロントカメラでもFaceTimeや自撮り向けに画質を向上。フロントにもLEDフラッシュがつく。パノラマ撮影やスローモーションも(以上9to5mac)

▲4月に買収したイスラエルのリンクス(LinX)のカメラ技術導入の噂も。複数のカメラセンサーを搭載し、厚みのないスマートフォンでデジタル一眼レフ並みの画質を実現

【バッテリー】
◎省電力モードを強化したiOS9などの採用で、使用時間が3時間程度伸びる

【画面】
◎Apple Watchのようなアニメーションのモーションウォールペーパー(9to5mac)

▲Apple Watch上位モデルで採用されたサファイアガラスを新型iPhoneに採用するのではとの噂。現行のカバーガラスは傷がつきやすいのに対し、サファイアはキズに強い

 →アップルは米GTアドバンストテクノロジーズに数億ドルを投じてサファイアガラスの供給を受ける計画だったが、計画がご破算になり昨年GTは倒産。一方でアップルに「ゴリラガラス」を供給する米コーニングは、「プロジェクト・ファイア(Project Phire)」と称してサファイアガラスに近い性能を持った高強度ガラスを今年後半に発売する計画。これはiPhone 6Sのリリースタイミングとぴったり合う(CNET)。その一方で現行ガラスを引き続き使うとの報道も(9to5mac)

▲Apple Watchと同じく、有機ELディスプレー(OLED)の採用

 →今年初めのNewYoker誌の報道によれば、チーフデザインオフィサー(CDO)のジョニー・アイブ氏はコントラストの高いApple WatchのOLEDディスプレーだと漆黒の黒が出せるため、アニメーションのウォールペーパーでは、まるで底なしの宇宙をクラゲが泳いでいる様子を表現できると自慢げに語った。それに対して、液晶ディスプレーによるiPhone6の黒はダークグレイに近く、フレームとディスプレーの境がはっきりしてしまうので、「自分としては、iPhone6の画面がとてもとても古くさく感じる」と不満を述べている
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藤元正
藤元正 Fujimoto Tadashi
このイベントは日本時間で9月10日午前2時から。キーノートはライブストリーミングで配信され、iPhone/iPad/iPod touchまたはMacでSafariブラウザーを利用すれば視聴できるが、今回からはPCユーザー向けにWindows10のEdgeにも対応したそうです。

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