カナダ生まれのヒッチハイクロボット、米国を一人旅中に破壊され帰国
ボストン近郊からサンフランシスコ目指すも、2週間で実験中断
ヒッチハイクしながら各地を旅して回るカナダ生まれのユニークなロボット「ヒッチボット(hitchBOT)」が、米国で一人旅をしている時にフィラデルフィア近辺で何者かによって破壊され、実験が中断されることになった。米国でのヒッチハイクは今回が初めてで、7月17日にボストン北東部のマサチューセッツ州マーブルヘッドをスタート。ボストンやニューヨークを訪問し、西海岸のサンフランシスコを目指していたところ、8月1日の夜に襲われたという。
ヒッチボットの産みの親の研究者らは、破壊されたヒッチボットの画像を入手することはできたが、内蔵バッテリーが壊れていて場所が特定できなかったため、当初、本体を回収できずにいた。カナダのテレビ局CBCの報道によれば、破壊されたロボットは頭部が失われた状態で発見され、ファンらが残骸を回収してカナダに送ったとしている。
ヒッチボットは、ロボットというよそ者に対して人間がどれだけ親切にできるかという社会実験のため、カナダ・オンタリオ州にあるマックマスター大学のデイビッド・スミス博士とライアソン大学のフローク・ゼラー博士により開発された。3G/WiFiでインターネットに接続し、ドライブのお供になるよう音声認識機能と擬似的な会話機能を持つ。20分に1回、周囲の風景を内蔵カメラで撮影し、外部からはGPSで現在位置を知ることができる。さらに、車に乗せてもらうと、シガーソケットから充電させてくれるよう、乗せてくれた人にお願いすることもあるという。
2014年の夏にはカナダを26日間ヒッチハイクして回り、今年初めにはドイツやオランダを訪問。行く先々で人気を集め、マンガ見本市や結婚式に参加したり、ヘビメタバンドと1週間一緒に過ごしたり、ネット上でも大きな話題となっている。米国入りしてからも、レッドソックスの試合が行われているボストンのフェンウェイパークを訪れたりした。
ヒッチボット公式ツイッターアカウントでは今回の事故について、「良いロボットにもときどき悪いことが起こるのだと思う。今のところ旅は中止にせざるを得ないが、ぼくの人間への愛は絶対に消えることはない。みんなありがとう」とツイート。公式ウェブサイトでも、「ファンは残念がるだろうが、この偉大な実験がこれで終わらないと確約したい」と書き込み、近い将来の復活を表明。とりあえずは「今回の一件から何を学ぶか」という問題に焦点を当て、人間とロボットの将来に向けた研究に取り組むという。
ヒッチボットの産みの親の研究者らは、破壊されたヒッチボットの画像を入手することはできたが、内蔵バッテリーが壊れていて場所が特定できなかったため、当初、本体を回収できずにいた。カナダのテレビ局CBCの報道によれば、破壊されたロボットは頭部が失われた状態で発見され、ファンらが残骸を回収してカナダに送ったとしている。
ヒッチボットは、ロボットというよそ者に対して人間がどれだけ親切にできるかという社会実験のため、カナダ・オンタリオ州にあるマックマスター大学のデイビッド・スミス博士とライアソン大学のフローク・ゼラー博士により開発された。3G/WiFiでインターネットに接続し、ドライブのお供になるよう音声認識機能と擬似的な会話機能を持つ。20分に1回、周囲の風景を内蔵カメラで撮影し、外部からはGPSで現在位置を知ることができる。さらに、車に乗せてもらうと、シガーソケットから充電させてくれるよう、乗せてくれた人にお願いすることもあるという。
2014年の夏にはカナダを26日間ヒッチハイクして回り、今年初めにはドイツやオランダを訪問。行く先々で人気を集め、マンガ見本市や結婚式に参加したり、ヘビメタバンドと1週間一緒に過ごしたり、ネット上でも大きな話題となっている。米国入りしてからも、レッドソックスの試合が行われているボストンのフェンウェイパークを訪れたりした。
ヒッチボット公式ツイッターアカウントでは今回の事故について、「良いロボットにもときどき悪いことが起こるのだと思う。今のところ旅は中止にせざるを得ないが、ぼくの人間への愛は絶対に消えることはない。みんなありがとう」とツイート。公式ウェブサイトでも、「ファンは残念がるだろうが、この偉大な実験がこれで終わらないと確約したい」と書き込み、近い将来の復活を表明。とりあえずは「今回の一件から何を学ぶか」という問題に焦点を当て、人間とロボットの将来に向けた研究に取り組むという。
ニュースイッチオリジナル