「手短にお願い」ってどう言うの?英語会議を円滑にする簡単フレーズ特集【後編】

英語で会議・ディカッション【フレーズ特集】

 こんにちは! 企業・法人向け英語研修を行う、株式会社イー・グローブの島村 東世子です。(私のプロフィールは、このコラムの一番下の「講師の紹介」を見てくださいね。)

 さて前回に続き、今回も「英語での会議・ディスカッション」の進行役である“Chair (チェアー)”や“ファシリテーター”のための重要フレーズをご紹介します。

 大人数の会議だけではなく、少人数でのディスカッションであっても、発言を促し円滑に進行させるのはChairの重要な役割です。このような役割を担うChairですが、案外簡単なフレーズで会議やディスカッションをまわすことができます!

 今回は後編。「会議の中盤 ~ 会議を終わる」までのフレーズに焦点をあてました。特に「英語での会議・ディスカッションの脱線を防ぎ、上手くコントロールするフレーズ」にはご注目くださいね☆

 では、早速ご紹介しましょう!

☆会議やディスカッションの進行が脱線しないよう、上手くコントロールするフレーズ

1、
Could you tell us why?
 なぜそう思うのか、教えていただけますか?

Point:主張だけをする人には“Could you tell us why that is a good idea?”など、主張の根拠を聞くことが大切です。カジュアルに“Can you tell us why?”でもOKです。


2、
Yuko, could you let Hiroshi finish? We’d like to hear his opinion.
 Yukoさん、(発言をさえぎらないで) まずHiroshiの話を聞きましょう。皆、彼の意見を聞きたいのです。

Point:人の話をさえぎって発言しようとする人にはこう言いましょう。「let 人 finish」は、直訳すると「人 に(意見などを)最後まで言わせる」という意味になります。letは「~させる」という意味です。


3、
One at a time, please.
 お一人ずつ発言願います。

Point:皆が同時に意見を言い始めたら、「お一人ずつでお願いします。」“One at a time, please.”と言います。これはお決まりフレーズです。覚えておきましょう。“Please speak one at a time.”でもOK. その後に、話す順番を指定するのもいいですね。


例文:
One at a time, please. First, Hiroshi, then Yuko, and then David.
 お一人ずつ発言願います。最初にHiroshiさん、そしてYukoさん、そしてDavidの順にお願いします。

4、
Um…we are getting off track. Let’s go back to the main subject.
 え~と、話がそれてしまいました。本題にもどりましょう。

5、
We only have a limited time, so could you be brief?
 時間が限られているので、手短にお願いします。

Point:発言が長い人にはこのように言いましょう。“have a limited time”で「時間が限られている」という意味です。soは「なので~」という意味です。


6、
We’re running out of time, so let’s move on to the next item on the agenda.
 時間が足りなくなってきたので、次の議題に移りましょう。

Point:run out of ~で、「~を使い果たす」という意味。“item”は「会議で検討する議題」を意味しています。itemは幅広く使える単語です!


7、
Um…I have to stop you there. Thank you. We are running out of time.
 えー…ちょっとそこまでにしておいてください。(ご意見を) ありがとう。もう時間がありません。

Point:延々と話す困った人もいますね…。“I have to stop you there!”と一旦さえぎった後、礼儀正しく“Thank you.”と言っている点にも注目です。


8、
We shouldn't jump to conclusions.
 結論を急ぐべきではありません。

補足:“Don’t jump to conclusions.”でもOK!結論を急ぐ人には、こう言いましょう。


9、
We are still discussing this issue.
 この件については、まだ話し合っている最中です。

10、
Maybe, we need more time to think about it.
 もっと考える時間が必要かもしれません。

補足:検討する時間がさらに必要なことが明らかな場合、maybeは必要ありません。


11、
We need some more time to make a decision.
 結論を出すには、もう少し時間が必要です。

補足:someが「もう少し」というニュアンスを出しています。“make a decision”で「結論を出す」という意味です。



☆発言の内容を確認する・次に話す人を紹介する

1、
So, you are saying ~~~, right?
 つまり、あなたは「~~~。」とおっしゃるのですね?

2、
So, you mean ~~~, is that correct?
 つまり、あなたは~~~ということであっていますね?

Point:"so, 〜"「つまり…」という語で、ワンテンポ置くと話しやすくなります。また、確認したい時は、“~~~, right?”や、“~~~, is that correct?” のように、「これであっていますね?」というフレーズを最後に言えばOKです。


3、
Okay, next, Mr. Tanaka will explain XX.
 では、次は田中さんがXXについて説明します。

☆会議を終わらせるフレーズ

1、
Is there anything you’d like to add?
 何かつけ加えたいことがありますか?

2、
Now, the time is up. Let’s finish up here.
 時間が来ました。これで終わりたいと思います。

Point:finishではなく、“finish up here”となっていることに注意しましょう。upとhereをつけていることがポイント!upを言うのを忘れても、せめて、“Let’s finish here.”のように、hereをつけましょう。


3、
Okay. We have covered everything on the agenda, so let’s end it here.
 では、アジェンダにある項目全てを網羅しましたので、これにて終わりましょう。

4、
There are some items we haven’t covered, so why don’t we have another meeting sometime next week?
 話し合いができなかった議題がありますので、来週のどこかで再度ミーティングをしませんか?

補足:why don’t we~?はLet’s またはCan we~?に置き換えてもOKです。sometime next weekは「来週のどこか」という意味です。


5、
Thank you for your cooperation and contribution.
 会議にお集まりいただきありがとうございました。

補足:直訳すると「会議にご協力、ご貢献いただきありがとうございました。」となります。他には、“Thank you for your participation.”もOKです。


 今回は、Chairが実際に直面する多くの「困った場面」を調整するための重要フレーズを中心にご紹介しました!英語での会議・ディスカッションをまわす上で基本的かつ実践的なフレーズばかりです。状況を思い浮かべて、声に出して練習をしましょう!

 では最後に、今回ご紹介したフレーズのいくつかを利用した「会議・ディスカッションを締めくくるセリフ例」を記載しますので、ご参考になさってくださいね。

“Um…I have to stop you there. Thank you, Yuko. Now, the time is up. Let’s finish up here. We have decided that we will go with Plan A, but there are a couple of items we haven’t covered. So, why don’t we have another meeting, say, sometime next week? I’ll email you later about it. Thank you for your cooperation and contribution. Thank you very much.”

 「え~、ちょっとそこまでにしておいてください。Yukoさん。(ご意見を) ありがとう。では、時間になりました。ここで終わりにしましょう。(本会議で、)Plan Aでいくことが決定しました。しかし、まだ討議していない議題が2、3ありますので、来週のどこかで再度ミーティングしませんか?これについては後ほどメールします。皆さん、ご協力いただきありがとうございました。これで終わります。」

 いかがでしょうか? 英語の会議・ディスカッションと言えども、わりと簡単なフレーズを使うだけでうまくまわすことができるのです。ぜひ利用しましょう!

またぜひ、このページに訪れていただけますように☆
次の号は12月10日です。

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講師の紹介:株式会社 イー・グローブ代表取締役 島村 東世子 (しまむら・とよこ)
企業・法人向け英語研修(株)イー・グローブ  http://www.eglobe.co.jp/
・大阪大学大学院工学研究科 招へい教員
・大阪大学大学院 言語文化研究科言語文化専攻 博士後期課程修了
・学位:博士 (言語文化学) / Ph.D. Language and Culture

著書
1)「研究発表ですぐに使える理系の英語プレゼンテーション」(島村 東世子、日刊工業新聞社、2017)
2)「すぐに使えるらくらくビジネス英会話」(島村 東世子、日刊工業新聞社、2015)
3)「研究ですぐに使える理系の英文Eメール」(島村 東世子、日刊工業新聞社、2009)
4)「本当に役立つ英文ビジネスEメール」(島村 東世子、日刊工業新聞社、2005)

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ニュースイッチオリジナル

平川 透

平川 透
11月26日
この記事のファシリテーター

itemは商品という意味ではなく、「議題」や「短い記事」さらには「(くだけて)恋人同士」という意味もあるそうです。確かに広い。

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