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0-100km/h加速わずか2.8秒、テスラが「モデルS」パワーアップ

SUV「モデルX」第4四半期に生産開始/「ロードスター」も復活へ
0-100km/h加速わずか2.8秒、テスラが「モデルS」パワーアップ

モデルS(同社サイトから)

 止まった状態から時速100kmまで加速するのに2.8秒。電気自動車(EV) ベンチャーの米テスラモーターズはセダンの主力車種「モデルS」に、新しい3つのバージョンを追加すると発表した。加速性能を高めたハイエンドモデルに加え、バッテリー容量を増やし航続距離を延ばしたモデル、さらに価格を引き下げたエントリーモデルをラインアップし、販売拡大を目指す。

 一方、記者会見でイーロン・マスクCEOは、登場が期待されるSUVの「モデルX」について2、3カ月以内の第4四半期に製造を開始することを明らかにした。モデルSよりは重量があるが、性能を向上させたバッテリーパックを搭載し、モデルSとほぼ同じ航続距離を維持するという。さらに小型のクロスオーバーおよびセダンから構成され、3万5000ドルという低価格帯の「モデル3」が2、3年後に登場する見通しであることと、2600台を販売した後、2011年に製造を中止したスポーツカー「ロードスター」の新しいモデルは4年以内に復活させるとした。

 モデルSの新しいオプションのうち、加速性能の強化機能オプションは「ルーディクラスモード(Ludicrous Mode)」。これまでの最上位モデル「モデルS P85D」では、コントロールパネルから「インセインモード(Insane Mode)」を選ぶと、0-100km/hで3.1秒という加速性能を出すことができた。今後はそれが2.8秒にまでパワーアップ。新車はオプションで1万ドル、既存のP85Dのオーナーは5000ドルでアップグレードできる。

 また、3000ドルで容量をこれまでの85kwhから90kwhに増やした新しいバッテリーパックも選べる。バッテリーセルを増やすのではなく、電池の電極に含まれるシリコンを増やすなどして改良を加え、同じ容積で電気容量を増大させた。航続距離はこれまでより15マイル(約24km)長い、280マイル(約450km)までのばせるという。マスクCEOは「2年ごとに電池容量を5-10%増やすことを期待している」と述べた。

 さらに70kwhのバッテリーパックを積むエントリーモデルのS70に低価格モデルを加える。後輪駆動で、現在の2つのモーターを搭載した全輪駆動のモデルS 70Dより5000ドル安い7万ドルという価格に設定した。
ニュースイッチオリジナル  
藤元正
藤元正 Fujimoto Tadashi モノづくり日本会議実行委員会
個人的には高級感漂うモデルXの登場に大いに期待。見た目の特徴は、「ファルコンウィング」と名付けた跳ね上げ式の後部ドア。横に張り出さないよう、折れ曲がりながら上に持ち上がるのだとか。かなりカッコイイです。

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