まるでSF映画? 3次元空間のARユーザーインターフェース

手の動きで空中のウィンドウやボタンを自在に操作

 パソコンの狭いデスクトップにウィンドウをいくつも開いておいて、それを切り替えながら作業するのはけっこう面倒。でも、こんなやり方なら、周囲の空間を広々使ってスイスイ仕事ができるかもしれない。

 手のジェスチャーでコンピューターを操作できる3次元入力デバイスを開発・販売する米リープモーション。同社のハッカソン・プロジェクトで試験的に作られた拡張現実(AR)ユーザーインターフェースが、かなりSFチックでカッコイイ。ユーチューブで映像が公開されている。

 立体視ができるヘッドマウントディスプレーの「オキュラスリフト」を頭にかぶると、本人の周囲の実際の空間に、パソコンのウィンドウ画面や操作ボタンの画像、チャットする同僚や友達の小さな顔写真が置かれていて、それを指先だけで直感的に操作できる。リープモーションのセンサーと「オキュラスリフト」のデベロッパーズキット、それにカメラを組み合わせて作ったのだという。

 空中のボタンを押したり、リストを上下にスクロールしたり、いくつもあるウィンドウの中から一つを選んだり、さらにはウィンドウを開閉したり、大きさを変えたりーー直感的な手の動きだけで操作はそれこそ自由自在。オキュラスリフトの右目用、左目用の2種類の映像を映し出しての立体視なので、ボタンなどが周囲の風景の中で浮かんで見え、複数のウィンドウの前後の位置の違いもわかるようになっている。

 ウィンドウ画面にユーチューブなどの動画を写しても見られるが、ボタン操作でウィンドウ以外の周囲の部分を暗くできるシアターモードまで備えている。まさにトム・クルーズ主演のSF映画「マイノリティ・リポート」で、空中に浮かんだコンピューター画面を指で操るシーンを再現したような近未来インターフェースの仕上がりだ。

 このインターフェースのデモ映像をユーチューブで見られるが、そこでちょっとした裏技を。オキュラスリフトで立体視を実現するための左目用、右目用の映像が左右に並んで一緒に再生される。その画面に顔を近づけ寄り目にすると、あら不思議。裸眼で立体視が楽しめる。ウィンドウやボタンが空中に浮かんで見えるので、ぜひ試してください。(パソコンで見る場合は、フル画面よりも映像の大きさを中ぐらいにしたほうが立体視しやすい)
 

ニュースイッチオリジナル

藤元 正

藤元 正
07月09日
この記事のファシリテーター

デモ映像を見た瞬間、これはすごい!と思った。ただ、便利そうな半面、ずっとこれで作業していると腕が疲れてくるのではと今から心配になる。そんな場合はたぶん、空中で腕の位置をサポートするロボットスーツを着れば楽ちんでしょうね。

この記事にコメントする

  

ファシリテーター紹介

記者・ファシリテーターへのメッセージ

この記事に関するご意見、ご感想
情報などをお寄せください。