ポルシェとアウディがEVで協力、車台プラットフォーム共同開発へ

両社のCEOが公表 30%コスト削減めざす

 ドイツ・フォルクスワーゲングループ(VWG)の高級車ブランドであるアウディとポルシェが、電気自動車(EV)向け共通プラットフォーム(車台)の共同開発を計画していることが明らかになった。シュツットガルター・ツァイトゥングなどドイツ紙2紙が両社CEOの発言を報道し、それをロイターが伝えた。

 共同開発の目的は大幅なコスト削減。アウディのルパート・シュタートラーCEOによれば、「EV向けのアーキテクチャー開発のため、我々は2025年までに数十億ユーロ(数千億円)を投じる必要に迫られている」という。

 ポルシェのオリバー・ブルーメCEOは、それぞれのブランドが個別にEVプラットフォームを手がければ「30%コスト高になるだろう」とし、共同開発のメリットを強調。共同プロジェクトにはアウディから550人、ポルシェから300人の開発要員を充てる。

 共同プラットフォームを採用した両社のEVが出荷されるのは2021年以降になる見通し。アウディはセダン2車種をバーデン・ヴュルテンベルク州ネッカーズルムの組み立て工場で、スポーツ多目的車(SUV)2モデルをアウディ本社のあるバイエルン州インゴルシュタットの工場でそれぞれ生産する。

 ポルシェは共通プラットフォーム1号車をクロスオーバーSUV「マカン」の組み立てを手がけるザクセン州のライプツィヒ工場で生産するという。

2018年2月11日日刊工業新聞電子版
ロイターの報道

藤元 正

藤元 正
02月11日
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高級車といえどもEV化の波には逆らえないご時世。ただ、EVがいくら加速性能や環境性に優れていると言っても、ポルシェの官能的なエギゾーストノートを愛するファンは多い。世相とは反対に、高級車中心により一層エンジン車の希少価値が高まっていくかもしれない。

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